YouTube台本管理シートの作り方|ネタ・進捗・テンプレを1枚に集約して投稿を仕組み化

結論:台本管理シートは「ネタ(在庫)」「進捗(パイプライン)」「締切(カレンダー)」の3つが1枚で見えると、投稿が“仕組み”で回り始めます

「ネタは思いつくのに、いざ台本を書こうとすると手が止まる……」
「『あれ、この動画どこまで進んでたっけ?』の確認で時間が溶ける」

YouTube投稿が続かない最大の原因は、やる気の問題ではなく“交通整理ができていないこと”です。次に何をすればいいか一瞬で分からない状態だと、脳が判断に疲れて、作業に着手できなくなります。

そこで効くのが、Googleスプレッドシートで作る台本管理シート。これは単なるネタ帳ではなく、シートを埋めるだけで「構成」が決まり、「進捗」が見え、締切が迫っている行動が自動で浮き上がる“コックピット”です。

この記事では、管理が苦手な初心者でも回せるように、①1枚完結のシート設計(コピペOK)②プルダウン・色分けの設定手順(最新UI対応)③カレンダービュー活用で締切を見える化、そして④配布用テンプレ(コピーして使う導線)の作り方までをまとめます。

なぜ「ネタ帳」だけだと続かないのか

ネタ帳を作っても止まる人が多いのは、ネタ帳が「アイデア置き場」で終わるからです。継続に必要なのは、アイデアの保存ではなく投稿まで運ぶ仕組みです。

止まる原因1:ネタはあるのに“次の一手”が決まらない

「何を作るか」より、「次に何をするか」で詰みます。台本?収録?編集? ここが曖昧だと、毎回迷って疲れます。

止まる原因2:進捗が見えず、放置行が増える

“今どこ?”が見えないと、同じ場所で何度も止まります。進捗が見えれば「止まってる行だけ潰す」で前に進めます。

止まる原因3:締切が見えず、動画が生活に負ける

締切がないタスクは、忙しい週に必ず押し出されます。週1投稿を守るなら、締切を見える化して、先に予定として確保する必要があります。

シートの全体像:初心者は「1枚完結」が最強

管理が苦手な人ほど、タブを増やすと運用が壊れます。まずは1枚(1シート)に集約して、回るようになってから分けるのが正解です。

1枚に入れるべき3つの箱

  • ネタ:テーマ/切り口/タイトル案
  • 進捗:今どこまで進んでいるか(プルダウンで統一)
  • 締切:今週どれを出すか(カレンダーで可視化)

進捗ステータス(最小6つ)

細かくしすぎると更新が面倒になります。まずはこれで十分です。

  • アイデア
  • 構成(見出し)
  • 台本(完成)
  • 収録/素材
  • 編集
  • 公開

【テンプレ】台本管理シートの列設計(コピペで完成)

ここが心臓部です。以下の列をそのまま作れば、初心者でも運用できます。

推奨カラム(1枚運用)

列名目的入力ルール(迷わないコツ)
動画ID管理番号#001 など連番(公開順じゃなくてOK)
テーマシリーズ軸例:編集時短/台本/導線設計/収益化審査
切り口差分作り例:手順/失敗例/チェックリスト/比較/検証
タイトル案入口仮でOK(後で直す前提)
形式長尺/ショートLong / Short(プルダウン)
テンプレ台本の型例:4段(フック/本文/オチ/CTA)など(プルダウン)
フック(1行)冒頭結論 or ベネフィットを一言で
要点(3つ)本文箇条書きで3つに固定(増やさない)
CTA(1つ)締め保存/次動画/コメント等、1つだけ
進捗パイプライン6ステータス(プルダウン)
次アクション迷い防止今日やる作業を1行(例:見出し作る)
締切(公開予定日)週1維持公開日を入れる(カレンダー化の核)
台本URL全文は別管理Googleドキュメント等のリンク
素材リンク探さない画像/音源/参考URLを貼る
公開日実績公開したら記録(後で振り返れる)
メモ(1行)改善ログ良かった/次はこうする(長文禁止)

重要ルール:全文台本はシートに書かない

シートに全文を書き始めると、入力が重くなって運用が止まります。シートには「フック1行+要点3つ+CTA1つ」まで。全文はGoogleドキュメント等に分け、台本URLで紐づけると軽く回ります。

作り方:Googleスプレッドシートで30分で完成させる手順

難しい関数は不要です。初心者は「プルダウン」「色分け」「フィルタ」だけで十分回ります。

Step1:列を作って、1行目を固定する

上のカラムをA列から順に作り、表示→固定で「1行」を固定します。これだけでスクロールしても迷子になりません。

Step2:プルダウンを作る(最新UI:挿入→ドロップダウン)

最近のスプレッドシートでは、プルダウンが「挿入」→「ドロップダウン」から直感的に作れることが多いです。もし見当たらない場合は、従来どおりデータ→データの入力規則から作れます。

最低限、次の3つをプルダウンにすると入力ブレが消えます。

  • 形式(Long / Short)
  • テンプレ(4段 / 3段 / ループ型 など)
  • 進捗(アイデア〜公開)

Step3:条件付き書式で“詰まり”を可視化する

おすすめはこれだけです(盛らない)。

  • 進捗=編集 → 黄色
  • 締切が近い(例:今日から3日以内)かつ進捗が公開以外 → 赤
  • 進捗=公開 → グレー

「止まってる行」が目で分かると、次に潰すべきタスクが自動で決まります。

Step4:フィルタで“今週やる分”だけ表示する

フィルタビューを作り、締切が今週進捗が公開以外などで絞り込めるようにします。週1投稿の人は、基本これしか見ないでOKです。

カレンダービュー活用:締切を「予定」として見える化する3つの方法

スプレッドシートは一覧管理に強い一方で、締切が“予定”として見えにくい弱点があります。そこで、カレンダーで補います。おすすめは次の3つです(難易度順)。

方法1:締切列を使って「カレンダーっぽい月間表」を作る(最短・初心者向け)

別タブに「カレンダー」シートを作り、月の枠を作って、締切日が同じ動画IDを手で貼るだけでも十分効果があります。

ポイントは“自動化”より見る習慣を作ること。週1投稿なら、手入力でも十分回ります。

方法2:Googleカレンダーに「公開予定」を入れる(最も続く)

締切(公開予定日)を、Googleカレンダーに予定として入れます。理由は単純で、予定は強いからです。仕事の予定と同じ場所に置くと、動画が生活に負けにくくなります。

運用のコツは、カレンダーの予定名をこうすること。

  • 例)「YouTube公開 #012:タイトル案」
  • 説明欄に「台本URL」「素材リンク」を貼る

これで、カレンダーが“指示書”になります。

方法3:チーム運用なら「締切+担当+レビュー日」を入れて共有する

外注や共同運用の場合、シートの締切列に加えて「担当」「レビュー締切」を足し、カレンダー(または共有予定)に落とすと、ディレクションが一気に楽になります。

※編集者や外注パートナーがいる場合、このシートを共有するだけで「指示書」代わりになります。

運用術:ネタと進捗を回す“週1ルーティン”

シートは作るより回す方が難しいです。管理が苦手でも続くように、更新頻度を最小化します。

週1運用(これだけ)

  • 月10分:今週公開する1本を決め、締切(公開予定日)を入れる
  • 水10分:詰まっている行の「次アクション」を1行で書く
  • 公開後5分:メモに「良かった/次はこうする」を1行だけ残す

ポイントは毎日更新しないこと。更新頻度を上げるほど、管理が重くなって止まります。

ネタ補充のルール:週1回「3本だけ追加」

初心者はネタを集めすぎて選べなくなります。おすすめは、週1回、ネタを3本だけ追加。増やすなら“テーマ”ではなく切り口で増やします。

例:「編集時短」というテーマなら

  • 手順(最短ワークフロー)
  • 失敗例(全文字幕の沼)
  • チェックリスト(最小構成)

これで、1テーマが3本に増えます。

具体例:投稿が止まっていた初心者が週1投稿を取り戻す流れ

想定読者:投稿が続かない初心者、管理が苦手。ネタはあるが台本に着手できない。

導入前(よくある状態)

  • ネタがメモアプリ、LINE、ブックマークに散らばっている
  • どれを作るか毎回迷い、1時間溶ける
  • 台本を「文章」だと思って重く感じ、手が止まる

導入後(シートで回る状態)

  • ネタを10個だけ「アイデア」に放り込む(タイトル仮でOK)
  • 今週の1本を決めて締切を入れる(カレンダーにも予定を入れる)
  • フック1行+要点3つ+CTA1つを埋めて「台本(完成)」にする
  • 次アクションに「収録30分」「編集:カットだけ」など小さく書く

台本が“文章作り”から“穴埋め”に変わるので、継続率が上がります。

よくある失敗6選と回避策

失敗1:項目を増やしすぎて入力が面倒になり、放置する

回避策:まずは本記事のカラムで固定。増やすのは1か月回ってから。

失敗2:全文台本をシートに書いて重くなる

回避策:シートは「フック1行+要点3つ+CTA1つ」まで。全文は別ドキュメントにしてリンク管理。

失敗3:進捗が曖昧で、結局何をすればいいか分からない

回避策:「次アクション」列を必ず使う。今日やる1つを1行で書く。

失敗4:ネタを貯めすぎて選べない(在庫過多)

回避策:ネタ追加は週3本まで。増やすなら“切り口”で増やす(シリーズ化)。

失敗5:ステータス更新を忘れて“現状が嘘”になる

回避策:更新は週2回まで(例:水曜と公開後)。毎日触らない。

失敗6:テンプレを固定しすぎて単調になる

回避策:テンプレ固定はOK。ただし切り口(失敗例/比較/チェックリスト/検証)をローテする。

まとめ:チェックリストと次にやること

台本管理シートで継続率を上げるコツは、完璧な管理ではなく「次の1手が自動で決まる状態」を作ることです。1枚シートに「ネタ」「進捗」「締切」を集約し、プルダウンと色分けで詰まりを見える化。さらにカレンダーで締切を“予定化”すれば、週1投稿は現実になります。

すぐできるチェックリスト

  • 進捗(アイデア〜公開)がプルダウンになっている
  • フック1行・要点3つ・CTA1つが1行で埋められる
  • 「次アクション」列があり、今日やることが書かれている
  • 条件付き書式で“締切が近い行”が目で分かる
  • 締切(公開予定日)が入り、カレンダーにも予定が入っている

次にやること(3ステップ)

  • ステップ1:本記事のカラムで、1枚の台本管理シートを作る(プルダウン:進捗/形式/テンプレ)
  • ステップ2:ネタを10個だけ入れ、今週の1本に締切を付ける(カレンダーにも予定を入れる)
  • ステップ3:その1本だけ「フック1行+要点3つ+CTA1つ」を埋めて、進捗を前に進める

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