SNS収益化は「ジャンル選び」で9割決まります。なぜなら、ジャンルがズレると投稿が続かない・伸びない・売れないの三重苦になりやすいからです。
伸びやすく収益化しやすいジャンルは、センスではなく「需要×専門性×継続×導線」で決められます。この記事では、発信テーマが決まらない人向けに、ジャンルの決め方を手順化し、NG例(失敗パターン)まで含めて解説します。
- 伸びるジャンルの判断基準(需要/競合/Differentiation/専門性/継続)
- ジャンルを最短で決めるフレームワーク
- 初心者が避けるべきNG例と回避策(垢BANリスクも含む)
- 媒体(X/Instagram/TikTok)との相性の考え方
なぜSNS収益化は「ジャンル選び」で迷う人が多いのか
発信テーマが決まらない理由は、意志が弱いからではありません。多くの場合、判断軸がないまま「好き」「稼げそう」「競合強そう」だけで考えているから迷います。
特に副業初心者は、次の矛盾を同時に抱えがちです。
- 続けられるテーマがいい → でも趣味っぽいと稼げなさそうで不安
- 稼げるテーマがいい → でも競合が強そうで怖い
- 専門性が必要? → でも実績がないから語れない
ここで重要なのは、SNSで伸びるテーマは「強者だけが勝つ」わけではないことです。初心者でも勝てるのは、ジャンルを“職業”ではなく“悩み解決の型”として設計できた人です。
ジャンル選びの本質は「私は何者ですか?」ではなく、「誰のどんな悩みを、どう解決しますか?」です。ここが決まると投稿ネタも導線も一気に整います。
SNSジャンル選びの全体像:伸びるテーマは「需要×解決」で決まる
SNSのジャンルは「カテゴリ(美容・副業・子育て)」で選ぶと失敗しやすいです。伸びるテーマは、カテゴリよりも“悩みの具体度”で決まります。
おすすめの考え方は次の式です。
ジャンル=(誰:ターゲット)×(悩み:困りごと)×(解決:提供できること)
例えば「副業」だけだと広すぎます。ところが、
- 30代会社員 × 時間がない × 週5時間で進める学習手順
- メルカリ初心者 × 発送が怖い × 返品・未着トラブル回避テンプレ
- 在宅ワーカー × 集中できない × 作業環境(デスク/ガジェット)最適化
のように落とすと、投稿ネタが無限に出ます。さらに、収益化も「この悩みを解決する商品・サービス」に自然につながります。
つまり、SNSジャンル選びで見るべきは「流行のカテゴリ」ではなく、“繰り返し発生する悩み”があるかです。悩みが継続的に存在するジャンルは、投稿も継続しやすく、収益化導線も作りやすいです。
伸びやすく収益化しやすいジャンルの判断基準5つ
ここからが本題です。SNSジャンル選びは、次の5つの基準で点数化すると決めやすくなります。感覚で迷うのをやめて、チェック項目で判断します。
基準1:需要(悩みが「今も」「これからも」あるか)
需要は「検索されるか」よりも、SNSでは“共感されるか”“保存されるか”が重要です。目安は次のような悩みです。
- お金・時間・人間関係・健康
- 仕事の効率化・学習・副業の不安
- 生活の面倒(家事、片付け、買い物、手続き)
【コラム】「お金・健康」ジャンルは伸びるが、規約・法令リスクに注意
需要が尽きない「お金(投資・節約)」や「健康(ダイエット・美容)」は人気ジャンルですが、初心者ほど言い方で事故りやすい領域です。近年はプラットフォーム側も、金融・法律・医療などの断定的な発信や、誤解を招く広告表現に敏感になっています。
- 断定しない:「絶対に儲かる」「必ず治る」「100%痩せる」などは避ける
- 個別の投資助言をしない:銘柄や売買の指示など、個別具体の助言は危険(法律面でも規約面でも)
- 体験談ベースに寄せる:「私はこうした」「私の場合はこうだった」として、条件を添える
- 誇張しない:ビフォーアフターや効果の強調は、表現によっては規約・法令リスクが上がる
お金・健康で戦うなら、「煽り」よりも手順・考え方・チェックリストに寄せると、安全性と信頼性が上がります。
基準2:継続(自分が半年続けられるか)
SNSは続けた人が勝ちやすいゲームです。だからジャンル選びで最重要なのは、実は継続です。ここでのコツは「好き」ではなく“苦じゃない”で選ぶこと。
- 毎週やっていること(習慣、仕事の手順、学習ログ)
- 人に説明できること(道具の選び方、失敗回避、手順化)
- 自分が試して改善できること(検証できるテーマ)
「好きだけど語れるほどやってない」より、「普通だけど毎週やってる」の方が強いです。
基準3:専門性(強い実績がなくても“型”で出せるか)
初心者が誤解しがちですが、SNSで求められる専門性は「権威」だけではありません。むしろ初心者が勝ちやすいのは、
- 初心者が迷うポイントを分かっている
- 手順やチェックリストに落とせる
- 失敗例と回避策を言語化できる
といった実務の解像度です。顔出しなしでも、「手順化」できるジャンルは信頼を積みやすいです。
基準4:差別化(競合が強くても“戦う場所”をずらせるか)
競合が強いジャンルでも勝てます。ポイントは「上位層と同じ土俵で戦わない」ことです。差別化は“尖る”より“絞る”が基本です。
- ターゲットを絞る(例:副業→子育て中の副業、夜しか時間がない副業)
- 悩みを絞る(例:ダイエット→コンビニでの選び方、続かない対策)
- 形式を絞る(例:毎回チェックリスト、テンプレ、比較表)
競合が強いのは「需要がある証拠」でもあります。避けるより、切り口を変えて刺さる場所を作るのが現実的です。
基準5:収益導線(何で収益化するかが想像できるか)
収益化を狙うなら、ジャンル選びの段階で導線を考えておくべきです。ここでの注意点は、収益を断定しないこと。あくまで“設計”として考えます。
- 仲介(紹介):悩み解決に役立つツール/サービス/教材など
- サービス:相談、添削、代行、制作など
- 商品:テンプレ、手順書、チェックリストなど
導線が全く思いつかないジャンルは、投稿が伸びても「何も売れない」状態になりがちです。逆に、導線が自然に思い浮かぶジャンルは0→1が近づきます。
【手順書】SNSジャンルの決め方:迷いを断ち切る7ステップ
ここからは、実際にジャンルを決める手順です。紙かメモアプリに書き出して進めてください。
ステップ1:自分の「素材」を書き出す(まずは10個でOK)
「30個」は多く感じる人もいます。まずは10個でOK。慣れてきたら増やしましょう。些細なことで構いません。
- 毎週やっていること(仕事、家事、学習、趣味)
- 人より少し詳しいこと(道具、手順、コツ)
- 失敗した経験(やらかし→改善)
- 人に聞かれること(相談されがち)
- 例:早起きが得意、スマホ入力が速い、家計簿が続いた、片付けの順番を決めてる
ポイントは「すごい実績」ではなく「再現できる経験」です。
ステップ2:「誰の悩み」を3つに絞る
ターゲットは“全員”にしないでください。例:
- 忙しい会社員(平日30分しかない)
- 副業初心者(初めての収益化)
- 顔出しなしで発信したい人
ステップ3:悩みを「検索語」に近い言葉へ変換する
悩みは抽象だと投稿が作れません。例えば、
- 「続かない」→「投稿ネタがない」「時間がない」「反応がない」
- 「伸びない」→「保存されない」「プロフィールに飛ばれない」
- 「競合が強い」→「差別化が分からない」「何者感がない」
こうして具体化すると、投稿テーマが一気に増えます。
ステップ4:解決策を「型」で用意する
顔出しなしの場合、強いのはこの3型です。
- チェックリスト型:やることを手順化する
- 比較型:AとBの判断基準を出す
- テンプレ型:コピペで使える形にする
ジャンルは「何を語るか」より「どう役立てるか」で強くなります。
ステップ5:競合を見て「勝てる切り口」を1つ決める
ここでのコツは、競合を見て落ち込むのではなく、切り口を決める材料にすることです。
- みんなが言っている一般論 → あなたは「手順」「テンプレ」に落とす
- 上級者向けの話が多い → あなたは「初心者のつまずき」に特化する
- 情報が散らばっている → あなたは「まとめ」に強くする
ステップ6:収益導線を1本だけ仮決めする
この段階では「確実に売れる」ではなく、自然につながる導線があるかだけ見ます。
- 紹介(仲介)→ まずは1テーマに絞る
- サービス → 相談/添削など“軽い入口”を1つ
- 商品 → テンプレ1本(小さく)
ステップ7:2週間だけ運用して、数字より「作りやすさ」で判定する
最初の2週間は、伸びるかどうかよりも、
- 投稿ネタが出るか
- 作るのが苦じゃないか
- 反応がゼロではないか(小さくてもOK)
で判定します。SNSは短期で結論を出しすぎると迷走します。まずは「続けられるジャンル」を残すのが勝ち筋です。
【コラム】ジャンルとSNS媒体の相性(迷いを減らす考え方)
ジャンルによって、相性の良いSNSは変わります。最初は「自分が作りやすい形式」で選ぶのが安全です。
- X:文章・結論が強い。考え方、比較、学習ログ、テンプレに向く
- Instagram:図解・まとめが強い。手順、チェックリスト、保存される投稿に向く
- TikTok/ショート動画:手順を動画で見せるのに強い。作業風景、ルーティン、HowToに向く
「どのSNSが正解?」より、ジャンルが決まってから「競合が多い場所」か「自分が作りやすい場所」で選べばOKです。
具体例:発信テーマが決まらない30代会社員が“伸びるジャンル”を作る流れ
例として、あなたが「発信テーマが決まらない」「競合が強そう」と悩む30代会社員だとします。顔出しは避けたい。時間も限られている。
この場合、いきなり「副業で稼ぐ方法」を語ると競合が強く、実績も求められて苦しくなりがちです。そこで切り口を変えます。
- ターゲット:忙しい会社員(平日30分しかない)
- 悩み:副業や学習が続かない/何からやるか迷う
- 解決:時短の手順・チェックリスト・テンプレで迷いを減らす
するとジャンルは、
「忙しい会社員のための、時短で進む副業・学習手順」
になります。ここからの投稿ネタは、
- 「週5時間しかない人の学習計画テンプレ」
- 「最初にやることチェックリスト(迷い防止)」
- 「挫折した原因トップ5と回避策」
- 「独学vsスクールの判断基準」
のように無限に作れます。顔出しなしでも、手順とテンプレで信頼が作れます。収益導線も「学習サービスの紹介」や「テンプレ販売」「相談」など、自然につながります(収益は保証できませんが、設計としては作りやすいです)。
NG例:収益化に不利になりやすいジャンル選び5パターン
ジャンル選びの失敗は、本人の努力不足ではなく「設計ミス」で起きます。よくあるNGを先に潰しておきましょう。
NG1:テーマが広すぎる(誰向けか分からない)
例:「副業について発信」「ライフハック全般」
回避策:ターゲットと悩みを絞る。「副業」ではなく「忙しい会社員の副業導線」など、悩みに寄せる。
NG2:実績が必要な勝負に、初心者が正面から入る
例:「投資で増やす」「医療・健康の断定」「法律相談」など、発言の責任が重いテーマ
回避策:結果の断定や個別助言を避け、手順・一般論・体験談に寄せる。迷ったら踏み込まない。
NG3:自分が興味ないのに「稼げそう」で選ぶ
回避策:半年続けられるかで判定する。続かないジャンルは、最終的に勝てません。
NG4:収益導線が思い浮かばない(伸びても売れない)
回避策:導線を1本だけ仮決めする。紹介でもサービスでもいいので、悩み解決とつながるかを見る。
NG5:差別化が「キャラ」頼み(再現できない)
回避策:キャラではなく「絞り方」で差別化する。ターゲット/悩み/形式を絞るのが最短です。
向いている人/向いていない人(SNSジャンル選びの適性)
向いている人
- 「誰の悩みを解決するか」を先に考えられる
- 投稿をテンプレ化し、手順として整理できる
- 競合を見て落ち込まず、切り口をずらせる
- 小さく検証して改善するのが苦じゃない
向いていない人
- ジャンルを「なんとなく」で決めて、頻繁に変えてしまう
- 誰に何を届けるかを決めず、思いつきで投稿する
- 短期間で結果を断定し、すぐ諦める
ただし「向いていない」に当てはまっても、ジャンル選びを手順化すれば改善できます。才能ではなく設計です。
まとめ:チェックリストと次にやること
SNS収益化は、ジャンル選び(テーマ設計)で9割決まります。伸びやすく収益化しやすいジャンルは、需要×継続×専門性×差別化×導線の5つで判断できます。
迷ったら「カテゴリ」ではなく、(誰)×(悩み)×(解決)で言い切れる形にしてください。そこまで落とせれば、投稿ネタも導線も自然に生まれます。
すぐできるチェックリスト(10分)
- ジャンルを「誰×悩み×解決」で1行にできる
- 悩みが具体(投稿ネタに落とせる)
- 半年続けても苦じゃないテーマだ
- チェックリスト/比較/テンプレの型で出せる
- 競合と違う“絞り方”が1つある
- 収益導線を1本だけ仮決めできる(紹介/サービス/商品)
- お金・健康ジャンルなら、断定や個別助言を避ける設計になっている
次にやること(3ステップ)
- ステップ1:自分の素材をまず10個書き出し、「誰×悩み×解決」を3案作る
- ステップ2:5つの判断基準(需要/継続/専門性/差別化/導線)で点数化し、1案に絞る
- ステップ3:2週間だけ運用して、伸びより「作りやすさ」と「反応の有無」で微調整する

