allintitle(オールインタイトル)は、「そのキーワードをタイトルに入れて本気で狙っている記事が、どれくらい存在するか」をざっくり把握できる検索演算子です。競合の強さを“完全に”数値化するものではありませんが、穴場キーワード候補をふるいにかける一次スクリーニングとして非常に便利です。
この記事では、初心者がつまずきやすい正しい入力ルールから、件数の読み方、上位分析とセットでの判断、失敗パターンの回避策までを手順書としてまとめます。
なぜallintitleが「穴場探し」の時短になるのか
ブログ初心者が競合調査で疲れる原因は、だいたい次の2つです。
- 「強いのか弱いのか」が感覚頼りになり、毎回迷う
- 上位10記事を全部読もうとして時間が溶ける
allintitleは、検索結果の中でも「タイトルに指定した語句が入っているページ」に絞り込むため、「狙われている度合い」を一瞬で掴めます。
たとえば「副業 おすすめ」のようなビッグワードは、企業がタイトルに入れてガチで取りに来ます。一方で「副業 申告 忘れた」「アフィリエイト リンク 計測されない」などの困りごと系は、タイトルにドンピシャで入れている記事が相対的に少なく、ここに個人が勝てる隙間(=穴場)が出やすいです。
まず大事な前提:allintitleは“競合数の確定”ではない
allintitleは便利ですが、数字を「競合数の確定値」として扱うと判断を誤ります。
- 検索結果の件数表示(約〇〇件)は概算で、実態とズレることがある
- タイトル一致でも検索意図がズレた記事が混ざることがある
- 結果が少なすぎる(0〜5件など)場合、競合が弱いのではなく、そもそも需要(検索されていない)の可能性もある
つまり、正しい使い方はこうです。
- allintitleは「候補を落とす一次フィルター」
- 最終判断は「上位10件の顔ぶれと中身」で行う
ここが重要:allintitleの正しい入力ルール

初心者が一番つまづくのがここです。allintitleは、Google検索窓に次の形式で入力します。
- allintitle:キーワード
コロン(:)の後にスペースを入れないのが安全です。スペースを入れると、検索演算子として機能せず、単に「allintitle:」という文字列を含む検索になってしまうケースがあります。必ず詰めて入力してください。
基本例
- allintitle:副業 ブログ 始め方
- allintitle:せどり 初心者 仕入れ 失敗
- allintitle:アフィリエイト リンク 計測 されない
フレーズ一致(意図ズレを減らす)
語順まで含めて強く縛りたいときは、半角の引用符で囲みます。
- allintitle:”副業 ブログ 始め方”
- allintitle:”allintitle 使い方”
注意:ネット上の文章をコピペすると、引用符が “ ” のような全角(見た目が丸っこい引用符)になっている場合があります。検索で安定させるなら、必ず ” “(半角のダブルクォーテーション)を使いましょう。
穴場発掘の鉄板:5ステップ手順(初心者向け)
ステップ1:候補キーワードを「悩み」から10〜30個出す
いきなり「稼げるキーワード」を考えると、抽象度が高くなって強い競合にぶつかりがちです。まずは「読者の困りごと」から候補を出すのが近道です。
- できない:〜できない/〜が分からない/〜で止まる
- 不安:〜怖い/〜不安/〜バレる
- 失敗:〜失敗/〜やめたい/〜後悔
- 比較:〜どっち/〜違い/〜おすすめ
- 手順:〜やり方/〜手順/〜設定
例:ブログなら「PR表記 どこ」「リンク 改変 NG」「A8 提携 審査 通らない」など。
ステップ2:allintitleで件数をメモして並べ替える
候補を1つずつ allintitle で検索し、検索結果の上部に出る「約〇〇件」をメモします。ここは精密測定ではなく、“相対比較”が目的です。
おすすめは、メモを次の形で残すことです。
- キーワード
- allintitle件数(概算)
- 上位の企業率(体感でOK)
- 勝ち筋メモ(弱点が何か)
ステップ3:件数で一次判定(目安)
ジャンルによって前後しますが、初心者が迷わないための目安を置きます。重要なのは、数字は「書く・書かないの最終決定」ではなく「優先順位」のために使うことです。
- 〜30件:薄め。穴場候補になりやすい(ただし需要チェック必須)
- 31〜100件:現実的。上位が個人多めなら狙いやすい
- 101〜300件:要精査。上位の強さ次第で撤退も
- 301件〜:初心者は基本スルー(切り口を変える)
ステップ3.5:件数が0〜5件だったら「需要チェック」を挟む
allintitleが極端に少ないと、ライバルがいない“宝の山”に見えます。でも実務では、次の2パターンがあります。
- パターンA:本当に穴場(需要はあるのに、狙っている記事が少ない)
- パターンB:需要がない(そもそも検索されていない)
見分けるために、最低限これだけ確認しましょう。
- Googleのサジェストが出るか(検索窓に入れて候補が出る=一定の需要の可能性)
- 関連語が出るか(「他の人はこちらも検索」など)
- 同義語に言い換えると候補が増えるか(例:「できない」→「うまくいかない」「エラー」など)
ツールを使うなら、ラッコキーワード等で周辺語が出るか確認するとさらに安心です(有料/無料の範囲でOK)。
ステップ4:上位10件の「企業率」と「弱点」を見る
allintitleが少なくても、上位が強すぎるとしんどいです。ここは全文を読まず、次だけ見ればOKです。
- 企業率:公式・大手メディア・法人運営が多いか
- 検索意図一致:質問に真正面から答えているか(ズレていればチャンス)
- 具体性:手順が薄い/チェックリストがない/例がない など弱点があるか
- 鮮度:古い情報のまま放置されていないか
- 体験:体験談や失敗例がなく、机上の説明だけになっていないか
初心者は「全部読まなきゃ」と思いがちですが、読むのはタイトル・導入・見出し・まとめだけで十分です。
ステップ5:「勝てる型」に変換する(タイトル案を3つ作る)
最後に、勝ち筋が見える形に落とし込みます。おすすめは、タイトル案を3つ作ること。これが作れないなら、キーワードがまだ抽象的で、競合が強い可能性が高いです。
- 例)allintitleの使い方|穴場キーワードを見つける手順を初心者向けに解説
- 例)allintitleで競合調査|件数の目安と上位分析のコツ
- 例)allintitleが少ないのに勝てない理由|判断ミス5パターン
ケース別に解説:allintitleの数字をどう解釈する?
ケース1:allintitleが少ない(〜30)+上位が弱い → そのままGO
上位が個人ブログ中心で、見出しも薄い・情報が古いなら、あなたが手順書+チェックリスト+失敗回避を出すだけで勝ち筋が作れます。
ケース2:allintitleが少ない(〜30)+上位が強い → 勝ち方を変える
数字が少なくても、上位に強い企業記事が鎮座していることがあります。この場合は正面衝突せず、切り口を変えます。
- 対象を絞る(初心者/会社員/スマホだけ/無料だけ)
- 状況を絞る(「エラーが出た」「審査に落ちた」「計測されない」など)
- アウトプット形式を変える(チェックリスト、テンプレ、図解前提の手順)
ケース3:allintitleが多い(100〜)+上位が企業だらけ → 撤退して再設計
このケースは「頑張れば勝てる」ではなく、「戦う場所を変えた方が早い」ことが多いです。キーワードをもう一段、悩み側に寄せましょう。
allintitleとセットで使うと精度が上がる補助ワザ
1)intitle: と allintitle: の使い分け
- allintitle: 指定語句をタイトルに含むページに強く寄せる(絞りが強い)
- intitle: 1語ずつ柔らかく縛れる(広めに拾う)
候補が少なすぎるときは、allintitleで絞りすぎている可能性があるので、intitleで広げるのも手です。
2)-site: で大きなプラットフォームを除外して“個人の隙間”を見る
これは最終判断ではなく、「個人が書ける余地があるか」の雰囲気を見る用途です。
- 例)allintitle:副業 ブログ 始め方 -site:youtube.com -site:note.com
除外して見えた世界を鵜呑みにせず、「本番のSERPではどうか」を最後に必ず確認しましょう。
3)「企業/個人」の高速判定(3秒チェック)
- 運営者情報が法人・編集部表記になっている
- 同一ドメインで大量の記事を量産している(メディア型)
- 明らかに広告出稿・比較記事が整備されている(強い収益導線)
ただし、個人でも強い人は強いので、「個人=弱い」とは決めつけず、記事の中身(具体性・体験・設計)で判断するのが安全です。
よくある失敗5選と回避策
失敗1:allintitleが少ない=勝てる、と思い込む
回避策:必ず上位10件の「顔ぶれ」と「弱点」を見る。数字は一次フィルターです。
失敗2:件数0を「最高の穴場」と勘違いする
回避策:需要チェック(サジェスト、関連語、言い換え)を挟む。検索されない穴場は、穴場ではなく無人島です。
失敗3:数字だけ見て検索意図を外す
回避策:上位の目次を見て、「みんなが答えている質問」を先に把握し、そこにより具体の手順で答える。
失敗4:上位が強いのに“同じ型”で書く
回避策:勝ち方を変える。テンプレ、チェックリスト、失敗例、具体手順、比較表などで差別化。
失敗5:allintitleで調べたのにタイトルにキーワードを入れない
回避策:狙うならタイトル・見出しに自然に入れる(詰め込みは不要)。allintitleは「タイトルに入れて狙う記事数」を見る指標です。
すぐ使えるチェックリスト:穴場キーワード判定(10分セルフ監査)
- 候補は「悩み・失敗・手順」系で10個以上ある
- allintitle件数は「〜100」を優先している
- 0〜5件のときは、需要チェック(サジェスト/関連語/言い換え)をした
- 上位10件の企業率が高すぎない(体感で7割以上なら要注意)
- 上位記事に弱点(薄い/古い/意図ズレ/手順不足)が見える
- 自分が追加できる具体性(手順・例・チェックリスト)がある
- タイトル案を3つ作れる(作れないなら再設計)
- 内部リンクで伸ばせる関連記事が最低3本思いつく
まとめ:allintitleは「穴場を拾うための網」
allintitleは、競合の強さを完全に数値化する魔法ではありません。でも、初心者が最短で前に進むための“網”としては強力です。
- allintitleで候補を絞る(一次フィルター)
- 上位10件の中身で最終判断する
- 強い相手には、勝ち筋(切り口)を変えて戦う
競合調査に時間をかけすぎず、「書くための調査」に徹すれば、作業は驚くほど進みます。
次にやること(3ステップ)
- ステップ1:狙いたいジャンルで「悩み・失敗・手順」キーワードを10個書き出す
- ステップ2:allintitle:キーワード(スペースなし)で件数をメモし、「〜100」中心に5個まで絞る
- ステップ3:絞った5個の上位10件を見出しだけ確認 → 勝ち筋を1つ決めて記事構成を書く
