副業プログラミングのPCスペックはこれでOK|目的別(Web制作・Python・アプリ)の失敗しない選び方

プログラミング副業のPC選びは、「高いのを買えば安心」でも「安ければ十分」でもなく、やりたいこと(Web制作/Python/アプリ)に対して“必要十分”を押さえるのが正解です。

  • 迷ったら:メモリ16GB+SSD 512GB+ミドルクラスCPUが失敗しにくい
  • Android(エミュレータ)やDockerを多用するなら:メモリ32GBが現実的にラク
  • iOSアプリ開発は基本Mac前提(Xcodeの都合)
  • Web制作でも「デザイン案件」まで視野に入れるならOS選びが重要(フォント・検証環境の差)

この記事では、目的別の必要スペック、ノート/デスクトップの選び方、OS(Mac/Windows)の現場リスク、そして中古PCで失敗しないチェックポイントまで、初心者向けに手順書としてまとめます。

PC選びで失敗が起きる理由

副業初心者がPCでつまずく典型は、「CPUばかり見て、メモリとSSDを軽視する」ことです。開発はブラウザ・エディタ・ターミナル・チャット・ビデオ会議・(場合によって)仮想環境やエミュレータが同時に動くので、体感はメモリとSSDに出やすいです。

  • メモリ不足:固まる、ファンが回り続ける、タブやツールを閉じる作業が増えて集中が切れる
  • SSD不足:開発ツールやキャッシュで容量が圧迫され、更新・保存・同期が遅くなる
  • CPU不足:ビルドや起動が遅く、待ち時間が積み上がる

副業は時間が限られるので、PCが遅いだけで「今日はもういいや…」が増えます。だからこそ、派手な高性能よりストレスの芽を潰す構成が最もコスパが良いです。

目的別:必要スペックの結論(Web制作 / Python / アプリ)

早見表:最低ライン/おすすめライン

目的最低ライン(動く)おすすめ(失敗しにくい)快適(長く使う)
Web制作(HTML/CSS/JS、WordPress)メモリ16GB
SSD 256〜512GB
メモリ16GB
SSD 512GB
ミドルクラスCPU
メモリ32GB(Docker多用なら)
SSD 1TB
Python(自動化/データ処理)メモリ16GB
SSD 512GB
メモリ16〜32GB
SSD 512GB〜1TB
メモリ32GB〜
SSD 1TB〜
アプリ(Android)メモリ16GB
SSD 512GB
メモリ32GB推奨
SSD 1TB推奨
メモリ32GB以上
SSD 1TB以上
アプリ(iOS)基本Mac(Xcode)Appleシリコン+メモリ16GB〜
SSD 512GB〜
メモリ32GB〜
SSD 1TB〜

Web制作:スペックより「作業環境」と「検証環境」で差がつく

Web制作(コーディング中心)だけなら、WindowsでもMacでも大きな問題は起きにくいです。重要なのはメモリ16GB・SSD 512GBあたりの快適ラインを押さえること。

一方で、次のような運用をするなら、メモリ/SSDの余裕が効いてきます。

  • ローカルにWordPress環境を作り、複数サイトを同時に触る
  • DockerやWSL2など、仮想環境ベースで再現する
  • 画像編集や動画の軽い編集も並行する

Dockerは「動く最低ライン」と「実務でストレスが少ないライン」に差が出やすいです。ブラウザ等も同時に動く前提で、余裕を見てメモリ16GB以上を基本にすると安心です。

Python:何をするかで要求が跳ねる

Pythonは用途差が大きいので、初心者はまず次の2分類で考えると失敗しにくいです。

  • 自動化・API連携・軽いスクレイピング:メモリ16GBで十分になりやすい
  • データ処理(pandas/Jupyter)や複数環境:メモリ32GBが安心(同時に動かすほど重い)

機械学習(GPU前提)まで視野に入れると別枠になります。副業初心者はまず「業務改善・自動化」寄りに寄せると、PCコストも学習コストも膨らみにくいです。

Android:エミュレータ前提ならメモリ32GBが“ストレス対策”

Android開発は、IDE(Android Studio)+エミュレータが重くなりやすいです。副業で「週末にまとめて開発」しがちな人ほど、起動が遅い・固まるのストレスが致命傷になります。Androidをやるなら、最初からメモリ32GBに寄せるのが失敗しにくいです。

iOS:Mac前提+OS要件に注意(Xcodeが入らない事故がある)

iOSアプリ開発はXcodeが必要なので、基本はMacが前提になります。さらにXcodeは対応macOSが決まっているため、古いMacを安く買っても「OSが上げられずXcodeが入らない」リスクがあります。

iOSを本気でやるなら、最初からAppleシリコン+メモリ16GB以上+SSD 512GB以上を目安にするのが安全です。

【重要】Web制作のOS選び:WindowsでもOK?Macが無難な場面は?

ここは現場でトラブルが起きやすいので、先にリスクヘッジを入れます。

コーディング中心ならWindowsでも問題になりにくい

HTML/CSS/JSを書いて納品する、WordPressを触る、表示崩れを直す、といったコーディング中心なら、Windowsでも十分戦えます。特に副業は「コスパの良いWindowsノート+外部モニター」で快適に進む人も多いです。

「デザインも受ける」ならMacが無難になりやすい理由

Web制作でも、バナー制作や簡単なデザイン調整、カンプ(見本)をもとに実装する案件を受けるなら、OS差で地味に詰まることがあります。

  • フォント問題:OS標準フォントが違うため、同じデザインデータでも文字の幅や高さが微妙にズレる
  • 検証環境:Safari(macOS/iOS)での表示確認が必要な案件がある
  • 受け取るデザインデータ:チームによってはMac前提のワークフローに寄っていることがある

近年はFigma中心のケースが増えていますが、過去資産としてAdobe XDが出てくることもあります。ただしXDは現在、今から主軸にするツールとしては慎重に考えた方が安全です。

結論:「コーディングだけ」ならWindowsでもOK。ただ、将来的にデザイン案件も視野に入れるなら、Macを選ぶか、少なくともSafari検証の方法(実機/検証サービス等)を用意するのが無難です。

パーツ別:CPU / メモリ / SSDの“失敗しない見方”

CPU:名前より「世代」と「クラス」を見る(中古で失敗しない)

初心者が中古PCで事故りやすいのが「i5だから速いはず」と思って、かなり古い世代を買ってしまうパターンです。型番(世代)で性能が大きく変わります。

  • 目安:Intelなら第12世代以降(例:Core i5-12xxx〜)、AMDならRyzen 5000番台以降を一つの基準にする
  • 極端に古い世代は、OS更新や開発ツールの要件で詰まりやすいので避ける

新品でも中古でも、CPUは「近年のミドルクラス」を選ぶのが、待ち時間を減らして学習を止めないコツです。

メモリ:基本は16GB、重い用途は32GB

  • 16GB:Web制作・Python自動化のスタートライン(タブ多めでも耐えやすい)
  • 32GB:Androidエミュレータ、Docker多用、複数環境・複数案件並行に強い

ノートPCは後から増設できない機種も多いので、「迷ったらメモリ優先」が失敗しにくいです。

SSD:最低512GB、アプリ系は1TBが安心

  • 256GB:OS+ツール+キャッシュで圧迫しやすい(おすすめしにくい)
  • 512GB:Web制作・Pythonの現実ライン
  • 1TB:Android/iOS、Docker、複数環境の安心ライン

ノートPC選びの落とし穴:画面サイズより「解像度」が大事

副業初心者が見落としがちなのが画面です。画面が狭いと、コード・ブラウザ・資料を切り替える回数が増えて、作業効率がガクッと落ちます。

最低ライン:フルHD(1920×1080)以上を推奨

格安ノートでありがちな低解像度(例:1366×768)だと、開発画面が窮屈になります。購入時は「インチ」だけでなく「解像度」も必ず確認してください。

画面サイズの目安

  • 13〜14インチ:持ち運び重視。家では外部モニター併用が快適
  • 15〜16インチ:単体でも作業しやすい。重量とトレードオフ

おすすめは「ノート+外部モニター」。副業の集中時間を底上げしやすい投資です。

中古PCを選ぶときの注意点(コラム)

予算を抑えるために中古は有力ですが、見るポイントを外すと“安物買いの銭失い”になりやすいです。

中古チェックリスト(購入前)

  • バッテリー劣化:ノートは特に要注意(交換費用が隠れコスト)
  • メモリ増設可否:できない機種なら最初から16GB/32GBを確保
  • SSD容量:256GBは避け、できれば512GB以上
  • キーボード・ヒンジ:テカリやガタつきは実務でストレスになる
  • OSサポート:極端に古い世代は、OS更新や開発ツールの要件で詰まる
  • iOS目的の中古Mac:macOSが上げられるか(=Xcodeが入るか)を最優先

中古は「安いけど不確実」なので、初心者ほど“返品しやすい販路”や“保証あり”を優先すると安全です。

具体例:30代会社員が「Web制作+軽いPython」で失敗しない構成

あなたが副業初心者で、まずはWeb制作(WordPress)を軸に、必要に応じてPythonで自動化も触る想定だとします。

  • 平日:30分で学習、軽い修正
  • 週末:2時間で制作を進める
  • 用途:Chrome多タブ、VS Code、画像編集少し、ローカルWP(場合によりDocker)

この場合の“必要十分”は、次の通りです。

  • CPU:近年世代のミドルクラス(Intel第12世代〜 / Ryzen 5000〜 などを目安)
  • メモリ:16GB(Docker多用・長く使うなら32GB)
  • SSD:512GB(余裕を見たいなら1TB)
  • 画面:フルHD以上(できれば外部モニター併用)

副業は「机に向かえる時間」が限られるので、PCの遅さで止まらない構成が結果的に一番安い買い物になります。

よくある失敗5選と回避策

失敗1:メモリ8GBで買ってしまい、常に重い

回避策:最低16GB。AndroidエミュレータやDocker多用なら32GB。

失敗2:SSD 256GBで、数か月で容量が厳しい

回避策:最低512GB。アプリ系(特にAndroid)は1TB推奨。

失敗3:「学習用だから安いのでいい」と古いCPUを選ぶ

回避策:中古なら世代を確認。目安としてIntel第12世代以降、Ryzen 5000番台以降など、近年世代のミドルクラスを選ぶ。

失敗4:iOSをやりたいのにWindowsを買う

回避策:iOSは基本Mac。中古Macの場合は「OSが上げられる=Xcodeが入る」かを先に確認する。

失敗5:Web制作でWindowsを買い、デザイン案件で詰まる

回避策:コーディング中心ならOK。ただ、デザインまでやるならMacが無難な場面がある(フォント差・Safari検証)。案件の方向性を先に決めてOSを選ぶ。

すぐできるチェックリスト(購入前10分)

  • 目的を決めた(Web制作 / Python / Android / iOS)
  • メモリは16GB以上(Android/Docker多用なら32GB)
  • SSDは512GB以上(アプリ系は1TB推奨)
  • 画面解像度はフルHD(1920×1080)以上
  • ノートPCのメモリ増設可否を確認した(不可なら最初から必要量を積む)
  • 端子(USB-A/HDMIなど)と、必要ならハブの予算も見込んだ
  • iOS目的なら「Xcodeが入るmacOS対応」を確認した

まとめ

プログラミング副業のPCスペックは、迷ったら「メモリ16GB+SSD 512GB+ミドルクラスCPU」が失敗しにくい基準です。Android(エミュレータ)やDockerを多用するなら、最初からメモリ32GBに寄せるとストレスが激減します。iOSはMac前提で、XcodeとmacOSの要件にも注意が必要です。

また、Web制作でも「デザインまでやるか」でOS選びの最適解が変わります。将来の案件の取り方まで含めて、無駄なく買い替えましょう。

次にやること(3ステップ)

  • ステップ1:副業の目的を1つ決める(Web制作 / Python / アプリ)。迷うならWeb制作寄りでOK
  • ステップ2:メモリ・SSD・解像度だけは妥協しない(16GB/512GB/フルHD以上)
  • ステップ3:OS(Mac/Windows)を「コーディング中心か、デザインもやるか」で決め、購入候補を3台まで絞る

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