Webデザイン副業の始め方|未経験から初案件を取るまでの最短ロードマップ

「Webデザインを副業にしたいけど、センスがない私にもできるのかな?」
「PhotoshopやIllustrator……ソフトが高そうだし、使いこなせる自信がない」

華やかに見えるWebデザインの世界ですが、いざ始めようとすると学ぶことが多くて、何から手をつければいいか迷ってしまいますよね。

結論から言うと、副業でまず初案件を目指す段階なら、最初から「プロ並みのセンス」や「高度なコーディング技術」は必須ではありません。重要なのは、正しい順番で学び、小さくても“自分で作った作品”を用意して、案件を取りに行くことです。

この記事では、20代会社員・副業初心者(平日1時間)を前提に、Webデザインの学習ロードマップ未経験から案件を取る手順を、回り道しない形でまとめます。

なぜ今「Webデザイン 副業 始め方」で迷う人が多いのか

Webデザインの挫折ポイントは、努力不足より「学び方の順番がズレること」がほとんどです。特に初心者が迷子になりやすい理由は次の3つ。

  • 範囲が広すぎる:デザイン、ツール、LP、バナー、UI、コーディング、WordPress…どれから?
  • 作品が増えない:勉強はしているのに、ポートフォリオに載せられるものがない
  • 案件の取り方が不明:クラウドソーシング?SNS?知人?現実的な最初の一歩が分からない

ここで大事なのは、最初から「全部できるデザイナー」になろうとしないこと。副業のスタートは、狭い範囲で“納品できる状態”を作るのが最優先です。平日1時間ならなおさら、「やることを減らす」ほど前に進みます。

初心者が最初に学ぶ順番は「作る→見せる→取りに行く」

Webデザイン副業の最短ルートは、次の流れに固定することです。

  • 作る:バナーなど小さな制作物を“型”で作れるようになる
  • 見せる:ポートフォリオ(作品+意図)を整える
  • 取りに行く:小さな案件に提案→納品→評価を積む

逆に、遠回りになりやすいのは「教材を買う→動画を見る→満足する→作品がゼロ」のパターンです。学習は“インプット”ではなく、毎週1つ成果物が増える形に変えましょう。

そしてもう一つ重要なのが、権利(著作権・素材)を守ること。ここを知らずにポートフォリオを公開すると、案件以前に信用を失いかねません。この記事ではこの点も、初心者向けに分かりやすく注意喚起します。

Webデザイン副業の全体像:まずは「狙う案件」を絞る

Webデザイン副業の案件は幅広いですが、未経験が最初に狙いやすい入口は主に3つです。

初心者が入りやすい案件タイプ

  • バナー制作:SNS広告、キャンペーン告知、ブログのアイキャッチ等(小さく始めやすい)
  • LPデザイン(デザインのみ):1枚完結の申込ページ(難易度は上がるが学びが大きい)
  • 既存サイトの修正:画像差し替え、文字調整、レイアウト微修正など

平日1時間の初心者は、バナー→LP(デザインのみ)→小さな修正案件の順が現実的です。いきなり「フルサイト+コーディング+WordPress構築」は、納期と品質が崩れやすいので避けるのが安全です。

学習ロードマップ:初心者が最初に学ぶ順番(平日1時間)

ここからは「何を、どの順番で、どこまでやるか」を具体化します。ポイントは、毎週“作品が1つ増える”ように設計することです。

期間ゴールやること(平日1時間)
1週目基礎+ツールに慣れて「1枚作る」デザイン4原則/余白・文字/Figma基本操作/バナー模写(学習用・非公開)1本
2週目バナーを“型”で作れる模写(学習用・非公開)→オリジナルバナー2本(架空案件)
3週目LPの構成が分かり、1ページ作れるワイヤー→LPデザイン(架空案件)1本/情報設計の練習
4週目ポートフォリオ公開+提案開始作品を整える/意図を書く/ポートフォリオ作成/毎日1件提案

ステップ1:デザイン基礎は「崩れない型」だけ先に覚える

初心者がまず伸ばすべきは流行より「基礎」です。基礎が入るだけで、素人っぽさが一気に減ります。

  • 近接:関連情報をまとめる(散らかりを防ぐ)
  • 整列:端を揃える(視線が迷わない)
  • 反復:見出しサイズや色をルール化(統一感)
  • 対比:重要情報に差をつける(伝える順番ができる)

さらに、余白・文字サイズ・行間を整えるだけで読みやすさは激変します。最初は「おしゃれ」より「読みやすい」を最優先にしましょう。

ステップ2:ツールは1つに絞る(ただし納品形式の違いは知っておく)

学習の入口としてはFigmaが扱いやすく、チーム制作やWeb制作の現場でも使われることが多いので、初心者のスタートとしておすすめです。

ただし現場では、案件によって「納品はPSD(Photoshop形式)で」と指定されることがあります。特にバナー制作や既存運用の案件で起きがちです。

  • 最初はFigmaでOK(学習と作品づくりを止めない)
  • 案件で指定が出たら、Photoshopが必要になる場合がある(有料)
  • 「納品形式」「編集可能データが必要か」は応募前に確認する

最初から高額ツールに課金する必要はありませんが、“あとで困らないように存在は知っておく”のがちょうどいいです。

ステップ3:模写→オリジナルの順で伸びる(でも公開は別問題)

未経験が伸びやすい順番は、模写(見本を真似る)→オリジナル(要件に合わせる)です。

  • 模写の目的:余白、文字組み、配色、情報優先度の「型」を体に入れる
  • オリジナルの目的:課題に合わせて設計し、意図を説明できるようにする

※重要:模写作品は学習としては有効ですが、許可なくポートフォリオやSNSで公開しないでください。(著作権侵害などのリスクがあります)公開するのは、必ず架空案件として作ったオリジナル作品か、公開許可を得た制作物にしましょう。

ステップ4:コーディングは「触れる」でOK。ただし“実装しやすいデザイン”を意識する

副業の最初からコーディングまで完璧にする必要はありません。ただし、デザインだけを担当する場合でも、実装が難しいデザインを作るとトラブルになりやすいです。

  • 余白のルールを揃える(例:8px刻みで統一)
  • 文字サイズ・行間・見出し階層を決める(H1/H2/H3のイメージ)
  • ボタンの状態(通常・ホバー等)を想定して整える
  • スマホで崩れない配置を意識する(レスポンシブ前提の設計)

「実装側が困らない設計」ができると、未経験でも現場で重宝されやすくなります。

ポートフォリオの作り方:未経験でも“選ばれる”見せ方

副業案件で一番効くのは資格よりポートフォリオです。クライアントは「この人に頼むと、どんな成果物が返ってくるか」を見ています。

初心者のポートフォリオは“作品数”より“意図”が大事

作品が多くても、画像だけだと伝わりません。逆に、5点でも「目的・ターゲット・工夫」が説明できると信頼につながります。

最初に揃えるべき作品セット(おすすめ)

  • バナー3点(目的違い:セール/イベント/サービス紹介)
  • LPデザイン1点(架空案件でOK)
  • 下層ページ1点(料金ページ、FAQページなど)

作品ごとに必ず書く説明テンプレ

  • 想定商材・サービス:誰の何を紹介するデザインか
  • 目的:クリック/申込/認知など
  • ターゲット:年齢層、状況、悩み
  • 工夫:情報の優先順位、余白、対比、配色の理由
  • 制作範囲:デザインのみ/画像制作のみ/コピーは仮 など

ポートフォリオはどこに作る?初心者に手軽な選択肢

「どこで公開すればいいの?」で止まる人が多いので、手軽な候補を挙げます。

  • foriio:日本語で使いやすく、作品を並べやすい
  • Notion:文章+画像で“意図”が書きやすい(URL共有も簡単)
  • PDF(Figmaで作成)+共有:提案時に見せやすい
  • Behance:デザイン系の実績公開として定番

最初は「見せられる状態」が正義です。凝ったサイト制作は後回しでOKです。

【最重要】模写作品をポートフォリオに載せない(著作権リスク)

学習のために、既存サイトや広告を参考にして“模写(トレース)”すること自体は、練習として行われることがあります。ただし、学習用(私的な練習)と、公開(SNSやポートフォリオで実績として見せる)は別物です。

※注意:既存のブランドやサイトを模写した作品は、許可がない限りポートフォリオサイトやSNSで公開しないでください。著作権侵害などのリスクが高く、クライアントからの信頼も失いやすいです。公開するのは必ず「架空案件として作ったオリジナル作品」か、公開許可を得た制作物だけにしましょう。

権利関係はケースで判断が変わることがあります。心配な場合は、公開せず「オリジナルを作る」に寄せるのが最も安全です(ここでは個別の法的判断はできません)。

素材の権利:初心者が一番やりがちな落とし穴

未経験がやりがちなのが、Google画像検索で見つけた画像をそのまま使うことです。これは権利的に危険なケースが多く、納品物としては避けるのが無難です。

素材は「商用利用OK」の範囲で、必ずライセンス確認

  • フリー素材サイトの画像(例:Unsplash、Pexels など)
  • 国内の素材サイト(例:Photo AC など)
  • アイコンはライセンス明記のもの(例:利用条件が明確なサービス)

同じ「フリー」でも、商用OKか/クレジット表記が必要か/再配布が禁止かなど条件が違います。必ず各サイトの利用規約を確認して使いましょう。

案件の取り方:初心者が継続案件に近づく3ルート

未経験は、再現性が高い順に攻めると迷いが減ります。

1)クラウドソーシングで実績を作る(最初の一歩向き)

まずは「応募→受注→納品→評価」を一周回すのが最重要です。最初は小さな案件(バナー1枚、画像修正など)で納品経験を作りましょう。

  • 狙う:バナー、サムネ、画像制作、既存LPの一部修正
  • 避ける:要件が曖昧、納期が短すぎる、作業範囲が広すぎる

2)ココナラ等で「メニュー化」して待つ(得意が明確な人向き)

自分のサービスを出品する形式です。条件(対応範囲・納期・修正回数)を自分で決めやすいのがメリット。最初は「バナー制作」など小さく始めると回しやすいです。

3)SNS・知人経由(継続になりやすいが条件整理が必須)

相手と相性が合うと継続になりやすい反面、口約束で揉めやすいルートです。やるなら、最初に文章で決めましょう。

  • 制作範囲(何を作る/何は作らない)
  • 納期と修正回数
  • 素材提供の有無(文章・画像は誰が用意するか)
  • 納品形式(PNG/JPG/PSDなど)とサイズ
  • 支払いタイミング

提案文の型:未経験でも通りやすい書き方

提案で見られるのは、熱意よりも「安心材料」です。未経験でも、次の4点を入れるだけで通過率は上がりやすくなります。

  • 募集内容を読んだことが分かる(要件理解)
  • 稼働時間と納期の整合性(平日1時間で回るか)
  • ポートフォリオURL(関連作品を先に見せる)
  • 進め方(確認→初稿→修正→納品)の段取り

提案文テンプレ(コピペして調整OK)

テンプレート
はじめまして、〇〇と申します。 募集内容を拝見し、下記の点でお力になれると思いご提案いたします。

■募集内容の理解(1〜2行)
例:目的はクリック率改善で、トンマナはシンプル/文字量多めの認識です。

■対応可能な内容
・バナー制作(サイズ:◯◯、納品形式:PNG/JPG など)
・修正:〇回まで対応可能です
・使用ツール:Figma(※納品形式のご指定があれば事前に確認します)

■稼働時間・納期
・平日:1日1時間(主に◯時〜◯時)
・ご提示の納期:対応可能です(難しい場合は事前にご相談します)

■ポートフォリオ
関連作品はこちらです(オリジナル作品のみ掲載しています)
(URL)

■進め方
目的・ターゲット・必須文言・素材有無を確認 → 初稿提出 → 修正対応 → 納品の流れで進めます。
ご検討よろしくお願いいたします。

具体例:20代会社員が平日1時間で初案件まで進める

例:ソウタさん(27歳・会社員)
副業初心者。平日1時間。学習の順番が分からず不安。まずは受注経験を1件作りたい。

  • 1ヶ月目:バナー中心でオリジナル作品5点(架空案件)を作る
  • 2ヶ月目:LPデザイン1点を追加して応募幅を広げる
  • クラウドソーシングで「バナー1枚」案件に毎日1件提案
  • 受注後に必ず確認:目的、ターゲット、必須文言、素材、納品形式、修正回数

この進め方だと、学習がそのままポートフォリオになり、提案の説得力も上がります。「上手くなってから応募」ではなく、応募しながら改善で前に進めます。

よくある失敗5選と回避策

失敗1:学習の順番がバラバラで、作品が完成しない

回避策:「基礎→模写(学習用・非公開)→オリジナル→ポートフォリオ→提案」の順に固定します。インプットは短く、制作を長く。

失敗2:模写作品をそのままポートフォリオに公開してしまう

回避策:模写は練習として行い、公開しない。公開するのは架空案件のオリジナル作品か、公開許可がある制作物だけにします。

失敗3:画像素材をGoogle検索で拾って使ってしまう

回避策:商用利用可能な素材サイトを使い、利用条件を必ず確認。クライアント案件では「素材は支給か?」も確認します。

失敗4:納品形式を確認せず、PSD指定で詰む

回避策:応募前に納品形式(PNG/JPG/PSDなど)と編集可能データの要否を確認。指定がある案件は、対応できる状態になってから応募するのが安全です。

失敗5:コーディングできないのに実装が難しいデザインを作る

回避策:余白ルール・文字階層・レスポンシブを意識し「実装しやすい設計」に寄せます。分からない部分は先に質問して、手戻りを減らします。

向いている人/向いていない人

向いている人

  • コツコツ継続できる(平日1時間でも積み上げられる)
  • 相手の要望を整理し、形にするのが好き
  • フィードバックを受けて改善できる

向いていない人(ただし工夫で改善できる)

  • 完璧主義で公開・応募ができない → 80点で出して改善する
  • 学習が続かない → 週1で必ず作品を完成させるルールにする
  • 時間が読めない → バナーなど小さい案件で見積もり感覚を育てる

まとめ

Webデザイン副業は、未経験でも「順番」を守れば前に進めます。最初のゴールは、いきなり大きく稼ぐことではなく、作品を作って見せられる状態になり、初案件で納品経験と評価を得ることです。

  • 学習は「基礎→模写(非公開)→オリジナル」で、毎週作品を増やす
  • ポートフォリオは作品5点+意図説明で十分戦える
  • 著作権と素材の権利を守る(模写作品を公開しない)
  • 案件は小さく始め、提案を一定数出して改善する

すぐできるチェックリスト

  • 学習の順番(基礎→模写(非公開)→オリジナル→ポートフォリオ→提案)を固定した
  • バナー3点、LP1点、下層ページ1点(計5点)を“オリジナル”で作る計画がある
  • 作品ごとの説明(目的・ターゲット・工夫)を用意した
  • 素材は商用利用OKの範囲で、ライセンス確認する方針を決めた
  • 模写作品は許可なく公開しないと理解した
  • 提案文テンプレを作り、ポートフォリオURLを貼れる状態にした
  • 案件の納品形式(PNG/JPG/PSDなど)を確認する癖をつけると決めた

次にやること(3ステップ)

  1. 今日:狙う仕事を「バナー」に決めて、模写する見本を2つ選ぶ(学習用・非公開の前提)
  2. 今週:模写1〜2本(非公開)→オリジナルバナー1本(架空案件)を完成させ、作品説明も書く
  3. 来週:ポートフォリオ(foriio/Notion/PDFなど)を公開し、クラウドソーシング等で毎日1件提案を始める

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