「WordPressでブログを始めたいけど、サーバーとかドメインとか、難しそうで止まっている…」
安心してください。実は今のWordPress開設は、昔よりかなり簡単になっています。多くのレンタルサーバーでは、申し込み画面で「ドメイン取得→WordPress設置→SSL(https)までまとめて完了」できる“かんたんセットアップ”が主流です。
とはいえ、「何が自動で、どこを自分で触るのか」が分からないまま進めると、エラーが出たときに不安になります。この記事では、30代会社員の副業初心者向けに、今どきの簡単な始め方と、トラブル時に困らないための最低限の仕組みをセットで解説します。
ゴールはシンプルです。ブログが表示されて、記事を書き始められる状態まで、チェックリスト通りに進めましょう。
最短で終わらせる全体像:2つのルートから選べばOK
WordPress開設は、実際には次の2ルートに分かれます。初心者は、まずルートA(まとめてセットアップ)が最短です。
- ルートA(おすすめ):サーバー契約時に「ドメイン取得+WP設置+SSL」まで一括で終わる(手動DNSが不要なことが多い)
- ルートB:ドメインを別サービスで取得し、DNS(ネームサーバー)でサーバーに紐づける(手動設定が必要)
どちらでも最後にやる初期設定は同じです。あなたの状況に合わせて、該当ルートの手順を進めてください。
今日やることチェックリスト(共通)
- サーバーを契約した(WordPress簡単インストール/無料SSL対応)
- 独自ドメインを用意した(サーバー同時取得でもOK)
- SSL(https)を有効化した(または自動で有効になった)
- WordPressにログインできた(管理画面を開けた)
- パーマリンクを「投稿名(/%postname%/)」にした
- テーマを入れて最低限の見た目を整えた
- プラグインは最小限にした(入れすぎない)
- 固定ページ3つ(プロフィール/お問い合わせ/プライバシー)を作った
ここまでできれば開設は完了です。最初から完璧を目指すと止まりやすいので、まずは「書ける状態」を作ることを優先しましょう。
今はこれが主流:「まとめてセットアップ」で迷子にならないコツ
最近の主要レンタルサーバーでは、申し込み時に「独自ドメインを取得」「WordPressをインストール」「SSLを有効化」まで、まとめて進められる機能が用意されていることが多いです。
このルートの良いところは、初心者がつまずきやすいDNS設定(ネームサーバー変更)を意識しなくていい点です。逆に言うと、記事や動画で「DNSを設定しよう」と出てきても、あなたがこのルートを選んでいるなら画面が出ないのが正常な場合があります。
ルートA:まとめてセットアップの手順(迷わない版)
- 1)サーバー申込み:WordPressクイックスタート/かんたんセットアップ等を選ぶ
- 2)ドメイン決定:取得したいドメイン名を入力(その場で取得できることが多い)
- 3)WordPress情報入力:サイト名/ユーザー名/パスワード/メールを設定
- 4)SSL:「無料SSLを有効」等が自動でONになる(または後でON)
- 5)完了メール確認:管理画面URL(/wp-admin)とログイン情報を保存
ここまで終わったら、次の章「初期設定」に進んでOKです。
サーバー選び:初心者は「料金」より「迷いにくさ」で選ぶ
サーバーは比較し始めるとキリがありません。副業初心者が失敗しないためには、次の5条件を満たすものを選べば十分です。
- ①まとめてセットアップ or 簡単インストールがある(数クリックでWP導入できる)
- ②無料SSLに対応(https化が簡単)
- ③独自ドメイン連携が分かりやすい(管理画面が迷いにくい)
- ④サポートがある(チャット/メールなど)
- ⑤表示が重くなりにくい(アクセスが増えても極端に遅くなりにくい)
「どれにすべき?」と悩むなら、WordPress向けの導線が太く、利用者が多いサーバーを選ぶのが無難です。困ったときの解説が見つかりやすいからです。
ドメイン取得:名前の決め方と、やり直しが効きにくいポイント
ドメインはブログの住所です。後から変更はできますが、移行の手間が大きいので、最低限のルールを押さえて決めましょう。
ドメイン名の決め方(初心者向け)
- 短く・読みやすく・打ち間違いしにくい(英数字中心)
- テーマが変わっても使える(ジャンル名を入れすぎない)
- 商標っぽい名称を避ける(誤解やトラブルを避ける)
「個人名ブログ」寄りにするなら、ハンドルネームや造語が無難です。「ジャンル特化」にするなら関連語を入れるのもありですが、将来の方向転換がしにくい点は理解しておきましょう。
.com/.net/.jpはどれがいい?
多くの初心者は.comか.netで問題ありません。大事なのは拡張子よりも、運用が続くことと、覚えやすいことです。
ルートB:ドメインを別で取った場合のDNS設定(ここで迷子になりやすい)
ドメインを別サービスで取得し、サーバーに紐づける場合はDNS(ネームサーバー)設定が必要です。やることはシンプルで、次の2つを両方やります。
- ドメイン側:ネームサーバーを「サーバー指定のもの」に変更
- サーバー側:そのドメインを「利用ドメイン」として追加登録
※サーバー契約時にドメインもセットで取得した場合、このDNS設定は自動で完了することが多いです。あなたがルートAなら、この章は飛ばしてOKです。
DNS設定の注意:反映に時間がかかるのは普通
DNS(ネームサーバー)の変更は、インターネット全体に反映されるまで時間がかかることがあります。目安としては数十分〜数時間、状況によっては最大で72時間程度かかるケースもあります。
そのため、DNS変更直後にサイトが表示されない、SSLがエラーになる、というのは初心者がパニックになりやすいポイントですが、壊れたとは限りません。まずは設定値が合っているか確認し、時間を置いて再度試しましょう。
サーバーパネル上に「設定中」「反映待ち」「処理中」などの表示が出ることがあります。こうした表示がある間は、待つのが正解です。
SSL(https)を有効化:エラーが出ても慌てない
SSL(https)は、ブログの通信を暗号化する仕組みです。今のWebでは必須に近く、未対応だと警告が出たり、フォームで不安を与えたりします。
SSL設定の基本手順(共通の考え方)
- 1)サーバー管理画面で「無料SSL」をON
- 2)WordPressのURLをhttpsに統一
- 3)必要に応じてhttp→httpsへの転送(リダイレクト)をON
※DNS設定直後はSSLがエラーになることがあります。これはDNSの反映待ちが原因であることが多く、1〜数時間待ってから再度ONにすると通るケースがよくあります。何度も触りすぎるより、まずは待つ方が安全です。
WordPressをインストールしてログイン:管理者設定だけは慎重に
多くのサーバーには「WordPress簡単インストール」機能があります。流れ作業でOKですが、管理者アカウントだけは慎重に設定しましょう。
インストール時に決めるもの
- サイト名:後から変更可能(仮でOK)
- ユーザー名:推測されにくい文字列にする(admin等は避ける)
- パスワード:強いもの(使い回さない)
- メールアドレス:確実に受け取れるアドレス
ユーザー名を「admin」やブログ名にすると、狙われやすくなります。忘れにくさよりも、安全性を優先しましょう。
ログインURLはブックマークしておく
管理画面は通常「https://あなたのドメイン/wp-admin」です。毎回迷うと時間が溶けるので、最初にブックマークしておきましょう。
初期設定:記事を書く前に必ず触る7項目
WordPressは初期状態のままだと、URLが扱いにくかったり、スパムが増えたり、見栄えが微妙だったりします。ここだけは最初にやると後悔しにくいです。
1)一般設定(サイト名・キャッチフレーズ)
サイト名は後から変更できます。キャッチフレーズに初期文が入っている場合は、いったん空欄でもOKです。
2)パーマリンク設定(最重要)
記事URLの形を決めます。初心者は基本的に「投稿名」がおすすめです。設定画面では、ラジオボタンで「投稿名」を選ぶか、カスタム構造に「/%postname%/」と入力します。
ここを記事が増えてから変更するとURLが変わって混乱しやすいので、最初に確定させましょう。
3)表示設定(トップページ)
最初は「最新の投稿」で問題ありません。固定ページにするのは記事が増えてからでOKです。
4)ディスカッション(コメント)
コメントを使わないならOFFにしておくと管理が楽です。使う場合も「承認制」にしてスパムを防ぎます。
5)不要な初期投稿・初期ページの削除
「Hello world!」などの初期投稿は削除しましょう。公開状態で残ると見栄えが悪くなります。
6)ユーザー設定(表示名)
投稿者名がユーザーIDのままだと見栄えも微妙で、セキュリティ面でも避けたいです。読者に見せる表示名(ハンドルネーム等)に変えましょう。
7)基本のセキュリティ(最低限)
最初から難しいことは不要ですが、最低限「強いパスワード」「ログイン情報の使い回し禁止」は徹底しましょう。必要ならログイン保護系プラグインを後で追加します(入れすぎ注意)。
テーマ選び:初心者は「見た目」より「更新され続けるか」で選ぶ
テーマはブログのデザインと機能の土台です。初心者が止まりやすいポイントですが、最初から作り込みすぎると記事が書けなくなります。まずは「崩れない土台」を選び、記事を書きながら整えるのがおすすめです。
無料テーマと有料テーマの違い(ざっくり)
- 無料テーマ:まず試せる。機能追加はプラグイン頼りになりやすい
- 有料テーマ:デザイン部品や設定が充実しやすい。学習コストは少し増える
テーマ選びのチェックポイント
- 更新頻度(長くメンテされている)
- 日本語の情報量(困った時に検索で解決しやすい)
- スマホ対応(表示が崩れにくい)
- カスタマイズが分かりやすい(初心者向け導線がある)
テーマは後から変更できますが、設定が崩れることがあります。最初は軽く整える程度に留め、記事が10本くらい溜まってから本格調整する方が続きやすいです。
プラグインは最小でOK:入れすぎが一番危ない
プラグインは便利ですが、入れすぎると重くなったり、競合して不具合が出たりします。初心者は「目的が言えるものだけ」をルールにしましょう。
初心者に多い最小構成(例)
- SEO:SEO SIMPLE PACK など(SEO系は1つで十分)
- セキュリティ:SiteGuard WP Plugin など(ログイン保護)
- お問い合わせ:Contact Form 7 など(フォーム作成)
- バックアップ:サーバー側で自動バックアップが弱い場合に検討(入れるなら目的を明確に)
注意点として、テーマによってはSEOや高速化機能が最初から充実していることがあります。その場合は、同じ機能のプラグインを追加しない方がトラブルが少ないです。
プラグイン運用のルール
- 入れる前にバックアップ(最悪戻せるように)
- 同じ機能のプラグインを重複させない(SEO系は特に)
- 更新はまとめて(時間がある日に、更新→表示確認)
固定ページを作る:最低限この3つがあると安心
記事を書き始める前に、最低限の固定ページを作っておくと信頼感が上がり、後から慌てずに済みます。
- プロフィール:誰が書いているか(会社員で副業、など簡単でOK)
- お問い合わせ:連絡手段(フォーム)
- プライバシーポリシー:広告・アクセス解析の方針
プライバシーポリシーは、利用する広告や解析ツールによって必要な文言が変わることがあります。テンプレを貼って終わりにせず、「自分の運用に合っているか」を一度確認すると安全です。
公開前チェック:これだけ見れば「やらかし」が減る
最後に、公開前に確認しておくと事故が減るポイントです。完璧でなくてOKですが、最低限ここを押さえると安心です。
- SSLが有効(URLがhttpsで統一)
- スマホ表示が崩れていない(メニューや文字サイズ)
- 管理者ユーザー名が推測されにくい(admin等を避けた)
- バックアップの仕組みがある(サーバー or プラグイン)
- 不要な初期ページが消えている(Hello world等)
- プラグインを入れすぎていない(目的が言えるものだけ)
具体例:週末2時間の会社員が「一気に終わらせる」進め方
時間がない人向けに、現実的な進め方の例です。ポイントは、1日で全部やろうとしないことです。
想定:30代会社員、副業初心者。週末2時間だけ作業できる。PC操作は最低限。
土曜(60分):契約〜WordPress表示まで
- ルートAなら:まとめてセットアップで「ドメイン+WP+SSL」まで
- ルートBなら:サーバー契約+ドメイン取得+DNS設定まで
日曜(60分):初期設定〜書ける状態へ
- SSL確認(DNS反映待ちなら“待つ”を優先)
- パーマリンクを「投稿名(/%postname%/)」に設定
- テーマ導入→最低限の見た目調整
- 固定ページ3つを作成(プロフィール/お問い合わせ/プライバシー)
この時点で記事を書けます。最初の1本は「自己紹介+ブログ方針」など軽い内容でOKです。公開してから整える方が続きます。
よくある失敗5選と回避策
失敗1:DNS設定が不要なのに探して迷子になる
回避策:サーバー契約時にドメインもセット取得しているなら、DNSは自動のことが多いです。「画面が出ない=失敗」ではありません。
失敗2:DNS変更直後にSSLを押してエラーで焦る
回避策:DNS反映待ちだとSSLがエラーになることがあります。設定値を確認したら、1〜数時間(場合により最大72時間)待って再試行しましょう。
失敗3:パーマリンクを後で変えてURLが崩れた
回避策:最初に「投稿名」または「/%postname%/」で固定。記事が増えてからの変更は避ける。
失敗4:プラグインを入れすぎて重い・不具合
回避策:目的が言えるものだけ。SEO系は1つ、機能の重複を避ける。
失敗5:デザインに凝りすぎて記事が1本も書けない
回避策:見た目は後でOK。まず10本書いてから調整する、と決める。
まとめ:チェックリストと次にやること
WordPressブログ開設は、順番さえ守れば難しくありません。今は「まとめてセットアップ」が主流なので、初心者はそれを使うのが最短ルートです。一方で、ドメインを別で取る場合はDNS反映待ちがあるため、焦らず進めるのがポイントです。
最後に要点をチェックリストでまとめます。
- まとめてセットアップを使うなら、DNS設定が不要なことが多いと理解した
- DNS変更直後は反映待ちがあり、SSLがエラーになっても待てる
- SSLを有効化してhttpsに統一した
- 管理者ユーザー名・パスワードを強くした
- パーマリンクを「投稿名(/%postname%/)」にした
- テーマは更新され続けるものを選び、最初は軽く整えた
- プラグインは最小構成で、目的が言えるものだけにした
- 固定ページ3つを用意した(プロフィール/お問い合わせ/プライバシー)
次にやること(3ステップ)
- ステップ1:ルートAならセットアップ完了メールを確認し、WordPress管理画面にログインする
- ステップ2:パーマリンクを「投稿名」または「/%postname%/」に設定し、テーマを入れる
- ステップ3:固定ページ3つを作り、最初の1記事(自己紹介+ブログ方針)を公開する
