「せどりを始めたけど、リサーチに何時間もかかって疲れてしまう…」
「売れそうな商品を見つけた!と思ったけど、本当に仕入れていいのか自信がない」
副業せどりで一番の悩みは、リサーチの「迷い」です。実は、慣れている人ほど「売れそうかな?」と悩みません。決まったチェック手順(型)に当てはめて、機械的に「買う/見送る」を決めているだけです。
この記事では、初心者が最短で「仕入れていい商品」を見抜くための7ステップの相場リサーチ手順を解説します。さらに重要な注意点として、Amazonの標準画面ではランキングの過去推移(波形グラフ)を確認できないため、実務ではKeepa(キーパ)などの外部ツールを併用するのが一般的です。ここまで含めて、週末2時間でも再現できる手順に落とし込みます。
ポイントは3つ:売れる根拠→価格差→リスクの順に見る
相場リサーチでやることは突き詰めると3つです。この順番を守るだけで、売れ残りが減ります。
- ①売れる根拠があるか(売れ行き/回転/ランキング推移)
- ②価格差があるか(売値−コスト=利益が残るか)
- ③リスクが許容範囲か(競合数、コンディション、規約、返品・破損など)
初心者がやりがちなのは「安い→利益出そう→あとで売れ行きを見る」の順番。これだと、売れない在庫を抱えやすくなります。先に「売れる根拠」を確認し、根拠が薄いならその場で撤退するのが最速です。
まず揃える:リサーチに必須の「三種の神器」
リサーチを“実践できる形”にするには、道具が重要です。特にAmazonは、標準画面だけだと情報が足りません。
1)検索アプリ(現場でJANを読み取る)
店舗せどりでは、目視で検索するよりバーコード読み取りが基本です。
- 例:Amazon Sellerアプリ(バーコード検索)
- 例:リサーチ補助アプリ(Amacode等)
※利用するアプリは規約や利用条件を確認し、店舗でのスマホ利用ルールも守りましょう。
2)波形ツール(売れ行き推移を見る)
重要:Amazonの商品ページ標準表示では「現在のランキング順位」しか分からず、過去推移(波形)は見られません。そこで、多くの実務者は次のような波形ツールを使います。
- 例:Keepa(ブラウザ拡張)
波形(ランキングや価格の推移)を見られるようになると、「売れている商品」と「たまたま安いだけの商品」を分けやすくなります。
3)利益計算ツール(最終判断で赤字を防ぐ)
利益は手計算でもできますが、Amazon(特にFBA)は複雑なので、最終確認は公式ツールの利用が安全です。
- 例:AmazonのFBA料金シミュレーター(収益性計算ツール)
この3つが揃うと、リサーチが「雰囲気」から「手順」に変わります。
リサーチで見るべき指標は6つだけ
指標を増やすほど迷いが増えます。初心者は次の6つを固定して見ればOKです。
- ①相場(売値):いくらで売れるか(現実的な価格)
- ②売れ行き(回転):どれくらいのペースで売れるか
- ③ランキング(推移):需要の目安(今だけでなく波形)
- ④競合数:同条件の出品者が多すぎないか
- ⑤コンディション:状態・付属品・保証の扱い
- ⑥利益:手数料・送料込みで残るか
次の章から、この6つを「迷わない順番」に並べた7ステップを紹介します。
【基本の型】価格差を見つけるチェック手順(7ステップ)
忙しい人ほど、同じ順番で見て“足切り”するのがコツです。店舗でも電脳でも使えます。
ステップ1:商品を特定する(型番・JAN・ASIN)
リサーチで一番多い事故は「別商品を見ていた」です。必ず同一商品として特定します。
- 家電・ガジェット:型番(Model)
- 日用品:JANコード(バーコード)
- Amazon:ASIN
- 本:ISBN
店舗せどりなら、バーコードをスマホで読み取り→商品ページに飛ぶのが最短です。目視入力は打ち間違い・類似品誤爆が増えます。
ステップ2:相場(売値)を確認する(強気に置かない)
次に「いくらで売れるか」を見ます。ポイントは都合のいい価格だけを見ないことです。
- 新品:最安値だけでなく、配送条件・保証・セット内容の違いも見る
- 中古:同じコンディション(傷、付属品、箱、保証)で比較する
相場は「最高値」ではなく「現実に売れそうな価格」を採用します。最初から強気に置くと、後で値下げして崩れます。
ステップ3:売れ行き(回転)を確認する(波形で見るのが最短)
回転が弱い商品は、利益が出ても資金が止まります。特に副業は資金と時間が限られるので、回転チェックは最優先です。
ここで大事な注意点です。Amazon標準画面では、ランキングの過去推移(波形)を見られません。回転を実務的に確認するには、Keepa等の波形ツールで推移グラフを見るのが一般的です。
- ランキングがギザギザ動いている(波形が上下している)→売買が発生している可能性が高い
- ずっと同じ付近で横ばい(底を這う/動きが少ない)→売れ行きが弱い可能性
- 価格も一緒に見る:売れているのが「値下げの結果」なのかも確認する
ステップ4:競合数(出品者数)を確認する
競合が多いほど値下げ競争が起き、利益が溶けます。初心者は「勝ちやすい土俵」を選びます。
- 同じコンディションの出品者が多すぎないか
- 価格が細かく下がっている雰囲気(改定合戦)がないか
- 大手・業者が多く、薄利で固定されていないか
副業で価格改定合戦に巻き込まれると、作業時間が吸われて続きません。
ステップ5:コンディション(状態)と付属品を確認する
リサーチは「価格」だけ見ても危険です。特に中古は、状態差がそのままクレームや返品に繋がります。
- 付属品(ケーブル、説明書、箱、パーツ)が揃っているか
- 動作確認ができるか(家電、ゲーム機、精密機器)
- 傷・汚れの程度が説明できるか
- 保証の扱い(保証書・レシートが必要なケースがある)
初心者は「状態判断が難しい商品」を避け、説明しやすい商品から始めると安全です。
ステップ6:手数料・送料込みで利益計算する
売値が分かったら、必ず手数料・送料・梱包費込みで利益を確認します。
利益=売値−(仕入れ+販売手数料+送料+梱包費+保険)
AmazonでFBAを使う場合は、手計算よりFBA料金シミュレーターで最終確認するのが安全です。FBAはサイズ区分などで費用が変わるため、「だいたい」で仕入れると赤字になりやすいです。
ステップ7:仕入れ判断(買う/見送る)をルールで決める
最後は感覚ではなくルールで決めます。初心者は、次の3つが揃ったら仕入れ、1つでも欠けたら見送り、くらいが安定します。
- 売れる根拠(回転)がある
- 手数料・送料込みで利益が残る
- 状態・競合・規約面のリスクが許容範囲
迷ったら買わない。これが一番の赤字防止策です。
【コラム】ランキング波形(ギザギザ)の見方:初心者はここだけ覚える
波形の見方は、最初は難しく感じます。初心者は次の3パターンだけ覚えると十分です。
パターン1:ギザギザしている(上下が頻繁)
売買が発生している可能性が高い形です。まず候補に残せます。
パターン2:たまに落ちる(週1回だけ動く等)
売れるが回転は遅めの可能性があります。副業では「資金が止まっても耐えられるか」を追加で考えます。
パターン3:ほぼ横ばい(動きが少ない)
売れ行きが弱い可能性があります。価格差があっても、初心者は見送る方が安全です。
※波形ツールの見え方や指標はツールによって異なります。最終的には、あなたの販売先の実績や感覚と合わせて調整してください。
【時短】店舗せどりと電脳せどりで、リサーチのやり方はこう変える
同じ手順でも「どこで何をやるか」を分けると、時間が大きく削減できます。
店舗せどり:店頭は「一次判断」だけでOK
店頭で完璧に調べようとすると時間が溶けます。店舗は次の範囲に絞るのがコツです。
- バーコード読み取りで商品特定(JAN→検索)
- 相場と競合の雰囲気をざっくり確認
- 利益が薄いものは即撤退
- 迷う商品はメモだけして帰宅(店舗ルールに従う)
電脳せどり:自宅で「波形→利益→リスク」まで詰める
自宅では落ち着いて、波形(回転)・競合・利益を最終確認できます。
- Keepa等でランキング推移(波形)を確認
- 相場(現実的な売値)で利益計算
- (Amazon)FBA料金シミュレーターで最終確定
- 状態・規約・配送条件を見てGO/NO-GO
「店で迷わない」「家で確定する」に切り替えるだけで、週末2時間でも回るようになります。
具体例:週末2時間の初心者が「3商品だけ」リサーチする手順
実際にどう動くか、イメージできるように例を出します。
状況:30代会社員。土日のどちらかに2時間。赤字が怖いので、まずは小型・軽量商品中心で検証。
1)店頭(30分):バーコードで候補を3つ拾う
- バーコード読み取り→相場をざっくり確認
- 利益が薄い候補はその場で外す
- 残った3つだけ、型番・セット内容をメモ
2)帰宅(40分):波形で回転チェック→利益計算で足切り
- Keepa等で波形を見て、動きが弱いものは見送り
- 残ったものだけ利益計算
- AmazonならFBA料金シミュレーターで最終確認
3)仕入れ(10分):ルールに合う1商品だけ買う
最初は同一商品を複数買わず、1点で検証します。売れたら次回増やす。これで資金が溶けにくくなります。
よくある失敗5選と回避策(リサーチ編)
失敗1:型番違い・容量違いで別商品を見ていた
回避策:型番/JAN/ASINで特定する。似た商品が多いジャンルは避ける。
失敗2:「安い」だけで買って、回転が弱く売れ残る
回避策:売れる根拠(波形・売れ行き)を先に見る。根拠が薄ければ撤退。
失敗3:競合が多すぎて値下げ合戦に巻き込まれる
回避策:同条件の出品者が多い商品は避ける。説明で差がつく商品を選ぶ。
失敗4:状態差を無視して相場だけで判断した
回避策:同じコンディションで比較する。付属品・動作確認・保証を重視する。
失敗5:利益計算が甘く「売れたのに赤字」
回避策:手数料・送料・梱包費込みで計算する。Amazonは公式ツールで最終確認。
すぐできるチェックリスト(仕入れ前の最終確認)
- 商品は型番/JAN/ASINで同一商品として特定できている
- 相場は現実的な売値で見ている(強気にしない)
- 売れ行き(回転)の根拠がある(可能なら波形で確認)
- 競合が多すぎず、値下げ合戦の雰囲気がない
- コンディション(状態)と付属品が揃い、説明できる
- 手数料・送料込みで利益が残る(Amazonは公式ツールで確定)
- 迷ったら買わない(ルールを守れる)
まとめ
せどりの相場リサーチは、売れる根拠→価格差→リスクの順に見ると、短時間でも判断が速くなります。特にAmazonは、標準画面だけではランキング推移(波形)が見られないため、実務ではKeepa等の波形ツールを併用して回転を確認するのが一般的です。
今日からは、闇雲に探すのではなく、「バーコードで特定→波形で回転→利益計算で確定」という型でリサーチしてみてください。まずは3商品だけでOKです。
次にやること(3ステップ)
- ステップ1:検索アプリ(バーコード読み取り)・波形ツール(Keepa等)・利益計算ツール(FBA料金シミュレーター)を用意する
- ステップ2:今週は3商品だけ、7ステップでリサーチし「見送った理由」をメモする
- ステップ3:見送った理由トップ3を「避ける条件」として仕入れ基準に追加する
