GA4は難しそうに見えますが、アフィリエイトブログならまずは「どこから来た読者が」「どの記事を読み」「どのアフィリンクをクリックしたか」だけ追えれば十分です。この記事では、①最低限の指標(集客・記事・クリック)②最低限の設定(拡張計測+キーイベント+UTM)③最低限の見方(3画面+探索)を、実際のGA4画面名(日本語UI)に合わせて手順化します。
- GA4で最低限見るべき指標(アフィブログ向け)
- 最初にやるべき設定(拡張計測・キーイベント・UTM・内部トラフィック除外)
- 参照元(source/medium)と記事(ランディング)の見方
- 探索で「どのリンク先URLが押されたか」を見る方法(日本語ディメンション名)
- GTM不要:GA4だけでアフィリンククリックイベントを作る方法
GA4を開くたびにフリーズする人へ
「GA4の画面を開くたびに、どこを見ればいいか分からず、そっと閉じてしまう……」
「UA(旧アナリティクス)より難しくて放置してる……」
UAに慣れていた人ほど、GA4は最初に絶望します。ここは安心してください。アフィブログ運営でGA4を全部理解する必要はありません。追うべきはたった3つです。
- どこから来た?(参照元)
- どの記事を読んだ?(入口記事・読まれた記事)
- どのアフィリンクをクリックした?(外部リンククリック)
この記事を読み終えた直後から、GA4を「売上の改善道具」として使える状態にします。
まず知る:GA4の「イベント」と「キーイベント」
イベントとは
GA4はイベントベースです。ページ表示も、スクロールも、クリックも、全部イベントとして記録されます(例:page_view、scroll、click)。
キーイベントとは(旧:コンバージョン)
重要なイベントに「これは成果」と印を付けるのがキーイベントです。アフィブログでは、購入まで追えないことも多いので、まずは現実的にアフィリンククリックをキーイベントにするのが最短です。
GA4で最低限見るべき指標(アフィブログ向け)
最初はこの8つだけで十分です(これ以外は慣れてから)。
- ユーザー:人の数(ざっくり)
- セッション:訪問回数(施策比較に便利)
- 表示回数(Views):読まれた量
- ランディングページ:入口になった記事
- 参照元/メディア(source/medium):どこから来たか
- エンゲージメント率:読まれた度合いの目安
- 直帰率(Bounce rate):GA4では「エンゲージされなかった割合」
- クリック(click):外部リンクが押されたか(拡張計測)
直帰率はUAと違う(ここだけ要注意)
GA4の直帰率は「エンゲージしていないセッションの割合」です。エンゲージドセッションは「10秒超」「キーイベントあり」「2ページ以上閲覧」のいずれかを満たすセッション、という考え方なので、1ページ完結でも読まれていれば“直帰扱い”になりにくいのが特徴です。
最低限の設定:これだけやれば放置から脱出できる
設定は盛りすぎると壊れます。まずはこの4つだけ。
設定1:拡張計測をON(外部リンククリックの自動計測)

GA4では、Webデータストリームの拡張計測機能で、外部リンククリックなどをコード変更なしで取れます。まず確認します。
- 管理 → データの収集と修正 → データ ストリーム → 対象の「ウェブ」
- 「拡張計測機能」がONになっているか確認
設定2:GTM不要でOK|GA4だけで「アフィリンククリック」イベントを作る
ここがこの記事の肝です。「探索で絞り込む(手軽)」と「GTM(本格)」の間に、GA4管理画面だけで新しいイベントを作る方法があります。初心者にはこれが一番おすすめです。
手順:アフィリンクだけを別イベント(例:affiliate_click)として作る
前提:拡張計測で click(外部リンククリック)が入っていること。
- 管理 → データの表示 → イベント
- 右上の「イベントを作成」(+作成)をクリック
- カスタムイベント名に affiliate_click など分かりやすい名前を入力
- 条件を追加:
・event_name 「次と等しい」 click
・link_url 「含む」 (ASPのドメインや公式ドメイン) 例:a8.net / valuecommerce / amazon / rakuten など - 保存
これで「外部クリックのうち、アフィリンクっぽいものだけ」をaffiliate_clickとして切り出せます。
次:affiliate_click をキーイベントにする
- 管理 → データの表示 → イベント
- 作成した affiliate_click の行を探し、「キーイベントとしてマーク」をON
※もし自サイト内リダイレクト(/go/ など)でリンクを踏ませている場合、外部クリック扱いにならず click に乗らないことがあります。その場合は「GTMで独自イベント」が確実です(この記事では最低限に留めます)。
設定3:探索で迷子にならないために「日本語の項目名」を覚える
探索で探す項目は、英語パラメータ名(link_url)ではなく、日本語UIで表示されることが多いです。ここを知らないと、ディメンション一覧で見つけられず挫折します。
- リンク先 URL(link_url)
- リンク テキスト(link_text)
- イベント名(event_name)
設定4:UTMを使う(SNS・メルマガの効果測定)
SEO以外で集客するなら、UTMを付けるだけで「どの投稿が効いたか」が分かります。
- utm_source:媒体(例:x、instagram、newsletter)
- utm_medium:種別(例:social、email)
- utm_campaign:企画名(例:review_push_2026_02)
命名ルールは「小文字」「同じ意味を増やさない(twitterとxを混ぜない)」だけ守ると崩れません。
おまけ:自分のアクセスを除外(内部トラフィック)
正確に測るために、自分のアクセス(内部トラフィック)も除外しておくと安心です。
- 管理 → データの収集と修正 → データ ストリーム → 対象「ウェブ」
- タグ設定を行う → 内部トラフィックの定義 でIP条件を作成
- 管理 → データの収集と修正 → データフィルタ で「内部トラフィック」を除外
※フィルタ適用は戻せない面があるので、「まずテスト→問題なければ適用」の順が安全です。
GA4の最低限の見方:この3画面だけ見ればOK
1)集客を見る:レポート → 集客 (見込み顧客の発掘)→ トラフィック獲得

- 参照元/メディア(source/medium)
- セッション、エンゲージメント率(必要なら直帰率)
ここで「SEOが強いのか」「SNSが伸びているのか」「謎の参照元が増えていないか」を把握します。
2)記事を見る:レポート → エンゲージメント → ページとスクリーン

- 表示回数(Views)
- 平均エンゲージメント時間(読まれ具合の目安)
アフィブログは「読まれているのにクリックがない記事」と「読まれてなくてもクリックが強い記事」が出ます。次の探索で“クリック”と繋げます。
3)クリックを見る:探索(Explore)で「リンク先URL」を軸に見る
探索は最初の一手が分からず挫折しがちです。ここだけ押さえれば動きます。
探索の最初の操作
- 左メニューの探索 → 空白(自由形式)を開く
- 左側のディメンションの横にある「+」を押して項目追加
- 同様に指標の横の「+」で指標追加

探索テンプレ:どのリンク先URLが押されたか(アフィリンク確認)
- ディメンション:ページパスとスクリーンクラス(またはランディングページ)、リンク先 URL(link_url)、リンク テキスト(link_text)
- 指標:イベント数
- フィルタ:イベント名「次と等しい」= affiliate_click(作っていない場合は click)
これで「どの記事の、どのリンク先URLが押されたか」が表で見えます。最初にこれが出せるようになるだけで、GA4は放置されなくなります。
GA4を見たら何を直す?(最短の改善アクション)
パターンA:SEO流入はあるのにクリックが少ない
- ページとスクリーンで「読まれている記事」を特定
- 探索でその記事の affiliate_click(または click)を確認
- クリックが少なければ、CTA(ボタン文言・位置)と導線を修正
パターンB:SNSから来ているのに滞在が短い
- トラフィック獲得で source/medium を確認
- エンゲージメント率で質を判断
- UTMの campaign 別に当たり投稿を特定
パターンC:クリックはあるのに成約しない
GA4だけで成約まで追えないこともあります。その場合でも「クリック前の不安を潰せているか」を見直す材料になります。
- クリック直前に比較表・デメリット・向かない人が置けているか
- 複数リンクがあるなら、押されているリンク先URLの偏りがあるか
よくある落とし穴(初心者が詰まりやすい)
落とし穴1:GA4を入れただけで「クリックの場所」まで分かると思う
拡張計測で外部クリックは取れますが、「どのボタンが押されたか(記事内の場所)」まで厳密に追うには、ボタンにクラス付け→GTMでイベント送信、のような追加設計が必要です。まずは link_url が見えれば十分です。
落とし穴2:直帰率に振り回される
GA4の直帰率はUAと定義が違います。エンゲージメント率とセットで判断すると事故りにくいです。
落とし穴3:参照元がぐちゃぐちゃ(UTM命名が崩壊)
utm_sourceを毎回バラバラにすると分析できなくなります。最初に「小文字・固定」をルール化しましょう。
すぐできるチェックリスト(GA4最低限)
- 拡張計測(拡張計測機能)がONになっている
- GA4管理画面で affiliate_click を作成できた(GTM不要)
- affiliate_click をキーイベントとしてマークできた
- 探索(空白→ディメンション+)で「リンク先 URL」を追加できた
- トラフィック獲得で source/medium を週1で確認している
- UTMの命名ルール(小文字・固定)がある
- 自分のアクセス除外(内部トラフィック)を設定した(可能なら)
まとめ
GA4をアフィリエイトで使うなら、最初は「参照元」「記事」「クリック」の3点だけでOKです。拡張計測で click を取り、GA4管理画面の「イベントを作成」で affiliate_click を作り、キーイベント化する。探索で「リンク先 URL」を表にする。これだけで、放置していたGA4が“改善の相棒”に変わります。
次にやること(3ステップ)
- 拡張計測がONか確認(管理→データ ストリーム→拡張計測機能)
- affiliate_click を作ってキーイベント化(管理→データの表示→イベント→イベントを作成)
- 探索で「リンク先 URL × 記事」を可視化(探索→空白→ディメンション+)
