「売れたのは嬉しいけど、送料で赤字にならないか心配…」
「厚さ3cmってどれくらい?ポストに入ればOKじゃないの?」
せどり初心者が最初にぶつかる壁が、いわゆる“送料の3cm問題”です。たった数ミリで発送方法が変わり、利益が吹き飛ぶこともあります。
でも安心してください。今は「厚さ測定定規(100均)」や、3cmを少し超えても“ポスト投函できる範囲”で使える配送(例:ゆうパケットポスト系のシール)など、事故を減らす手段が揃っています(※条件はサービス改定や利用するフリマアプリの仕様で変わるため、最終確認は必ず各アプリ・各社の案内で行ってください)。
結論:送料事故を減らすコツは、①梱包後の厚さで決める ②「3cm以内用」と「救済策」をセットで用意する ③ギリギリなら無理に攻めず切り替えるの3つです。
この記事で分かること
- 「3cmの壁」で失敗しない配送方法の選び方
- クリックポスト/ゆうパケット系/(ネコポス系→移行中の注意)などの使い分け
- ゆうパケットポスト(シール系)を“3cm救済策”として使う考え方
- 梱包が苦手でも厚さを抑えるコツ(圧縮袋など)
- 返送・サイズオーバーを防ぐチェックリスト
なぜ「3cmの壁」が事故を生むのか
ポスト投函型の配送は、厚さ上限(例:3cm前後)があるものが多く、数mmの差が「送れる/送れない」を分けます。初心者がやりがちな失敗は、次の3つです。
- 商品単体の厚さだけ見て「いける」と判断する
- プチプチ・台紙・封筒の厚みを足していない
- 封をした瞬間に膨らむ(空気、角、折り返し、テープ重なり)
結果として、発送時にサイズアウト→別の配送に切り替え→送料アップ→赤字、という流れが起きます。
基本方針:3cmは“ギリギリで攻めない”
厚さ制限の判定は、投函口の形・測り方・角の膨らみなどで体感が変わります。初心者は「3cm以内」でもギリギリは避けるのが安全です。目安として、2.7〜2.8cmくらいに収めるつもりで梱包すると事故が減ります。
送料の決め方はこの3軸でOK
配送方法の暗記は不要です。判断は次の3つで足ります。
軸1:厚さ(3cm前後に収まるか/救済策が使えるか)
まず厚さ。ここが最優先です。厚さが超えるなら「別方法」か「救済策」に切り替えます。
軸2:追跡・補償の必要性
初心者でトラブルが不安なら、基本は追跡ありが安心です。補償の有無・上限はサービスや出品先(メルカリ等)の規定で変わるので、必ず出品先のルールで確認してください。
軸3:発送のしやすさ(ポスト/コンビニ/窓口)
梱包が苦手な人ほど、発送動線がラクな方法が続きます。家の近くで完結する手段を基本にすると、作業が止まりません。
主要な配送方法の使い分け(3cmと“救済策”を中心に)
ここでは、初心者が迷いやすい配送を「役割」で整理します。※名称や条件は変更されることがあるため、最終確認は各社・各アプリの最新案内で行ってください。
| 分類 | 代表例 | 得意 | 注意点 | おすすめの使いどころ |
|---|---|---|---|---|
| ポスト投函(薄物・3cm前後) | クリックポスト/ゆうパケット系/(フリマ上のネコポス系など) | 本・ゲーム・薄い衣類・薄い小物 | 厚さの上限で詰まりやすい | 基本の発送手段として固定化しやすい |
| 3cm救済策(ポスト投函型) | ゆうパケットポスト(シール系) | 3cmを少し超える薄物〜小物 | 「3cm定規に通す」方式ではなく、“ポスト投函できる範囲”が条件になりやすい(目安として約4cm前後まで扱えるイメージだが、利用条件は必ず最新確認) | 3cmギリギリ問題のストレスを減らす切り札 |
| 小型箱(少し厚い/壊れやすい) | 宅急便コンパクト系/小型箱サービス | 厚みが出る小物、箱が必要な商品 | 専用資材が必要なことがある | 「3cm超えたらここ」用の逃げ道に |
| 通常の宅配便 | ゆうパック/宅急便など | 大型・重量物、まとめ売り、精密機器 | 単価が低いと送料負けしやすい | 高単価・壊れやすい・セット品で使う |
重要:ネコポスは“サービス名称・運用が変わる”ことがある
フリマアプリ上では「ネコポス」と表示されることがあっても、実際の配送サービスが移行・変更されているケースがあります。「名称で覚える」より「アプリが案内している配送条件で判断する」のが安全です。
【手順】送料の決め方:迷わない5ステップ
梱包が苦手な人ほど、順番が大事です。これを型にしてください。
Step1:商品を3タイプに分類する
- 薄物:本、DVD、ゲーム、薄手衣類、スマホケースなど
- 厚物:厚手衣類、小型家電、箱物、付属品が多いもの
- 壊れ物:ガラス、精密機器、潰れが致命的な箱
Step2:梱包材の“増える厚み”を先に見積もる
3cm事故の主犯は梱包材です。
- プチプチ1周で厚みが増える
- 台紙(段ボール紙)を入れると厚みが増える
- 封筒の折り返し+テープ重なりで局所的に膨らむ
商品が2.8cmを超えているなら、最初から「3cm以内配送だけ」で考えず、ゆうパケットポスト(シール系)や小型箱を保険に入れておくと詰まりません。
Step3:候補は最初から「2本立て」にする
- 第一候補:最安で送れそうな方法(3cm前後のポスト投函)
- 救済策:3cmを超えたときの逃げ道(例:ゆうパケットポストのシール系/小型箱)
この“救済策”があるだけで、梱包が苦手でもパニックになりません。
Step4:梱包後に「厚さ・重さ」を実測して確定
送料は梱包後の実測で決めます。おすすめの道具はこれだけ。
- 厚さ測定定規(100均にあることが多い):最短で事故が減る
- キッチンスケール(1g単位)
- 定規(寸法確認用)
「出品時の想定」ではなく、発送直前の“現物”で確定する。これが最短ルートです。
Step5:サイズオーバー時の切り替えルールを決めておく
迷いをゼロにするために、先にルール化します。例:
- 2.8cm以内:3cm前後のポスト投函型
- 2.9〜3.2cm:無理に攻めず、ゆうパケットポスト(シール系)を検討(ポスト投函できる形に収まるか確認)
- 明らかに厚い/壊れ物:小型箱 or 宅配便へ
「押し込めばいけるかも」は事故のもと。迷ったら切り替えるのが、結果的に安いです(返送・再発送の方が高くつきます)。
3cmに収める梱包のコツ(梱包が苦手でも再現できる)
コツ1:プチプチは“全面”より“必要箇所だけ”
- 薄物はOPP袋+角だけ補強
- 台紙は1枚で試す(2枚重ねは厚くなりがち)
- クッション封筒は厚みが出やすいので注意
コツ2:衣類は「空気」を抜くだけで別物になる
衣類は空気で膨らみます。ここが最大の時短ポイントです。
- 100均の圧縮袋を使う(厚手の服でも薄くできることがある)
- 畳み方を変えて厚い部分を分散する
- 封をする前に空気を抜き、テープの重なりを減らす
※圧縮しすぎるとシワや型崩れが出ることもあるので、商品特性に合わせて調整してください。
コツ3:封筒の折り返しとテープ重なりが“最後の1〜2mm”を作る
- 折り返しを薄く
- テープを重ねすぎない
- 角をつぶして膨らみを消す
具体例:ゲームソフトで「3cm事故」を防ぐ流れ
初心者がよく扱うゲームソフトで例を作ります。
- 商品:ゲームソフト(薄物)
- 目的:安く、追跡ありで、事故なく送りたい
- 怖い点:プチプチで膨らんで3cmを超える/返送
判断の型:
- Step1:第一候補=3cm前後のポスト投函、救済策=ゆうパケットポスト(シール系)
- Step2:OPP袋+角当て+薄手封筒で梱包
- Step3:厚さ測定定規で実測
- Step4:2.7cmなら第一候補、3cm前後で怪しければ救済策へ
- Step5:それでも厚いなら小型箱へ切り替え
この流れなら「発送で詰まって慌てる」が減ります。
よくある失敗5選と回避策
失敗1:商品単体で厚さ判断してしまう
回避策:必ず梱包後に実測。梱包材で簡単に超えます。
失敗2:ギリギリを押し込んで通そうとする
回避策:ギリギリなら切り替え。返送・再発送の方が高くつきます。
失敗3:サイズオーバーで送料が跳ねて赤字
回避策:最初から救済策(ゆうパケットポストのシール系/小型箱)を用意しておく。
失敗4:返送で到着が遅れ、評価が落ちる
回避策:発送前実測を習慣化。追跡ありを基本にする。
失敗5:梱包材を買いすぎてコスト増
回避策:最初は最低限(OPP袋・薄手封筒・テープ・台紙・厚さ定規)で回す。必要になった分だけ追加。
すぐできるチェックリスト(発送前にこれだけ)
- 梱包後の厚さを測った(厚さ測定定規を使用)
- 角の膨らみ・折り返し・テープ重なりを潰した
- 重量を測った(重量制限がある配送は要確認)
- 追跡の有無を確認した(不安なら追跡あり)
- 3cmを超えたときの救済策を決めている(ゆうパケットポストのシール系/小型箱)
- 投函・持ち込み場所(ポスト/コンビニ/窓口)を決めた
まとめ:3cm問題は「測る道具」と「救済策」でほぼ解決できる
送料は暗記ではなく、仕組みと手順で勝てます。
- 3cmの壁は、梱包材と折り返しで簡単に超える
- 発送は「厚さ→追跡→動線」で選ぶ
- ゆうパケットポスト(シール系)のような“3cm救済策”を用意するとストレスが激減
- 最後は必ず梱包後に実測して確定する
この型で回せば、サイズオーバー返送や送料負けの確率はかなり下がります。
次にやること(3ステップ)
- ステップ1:100均で「厚さ測定定規」とOPP袋(必要なら圧縮袋も)を用意する
- ステップ2:自分の基本ルールを作る(例:2.8cm以内=薄物配送/怪しい=ゆうパケットポスト系/超える=小型箱)
- ステップ3:売れ筋商品を3つだけ梱包して厚さを測り、「3cm感覚」と切り替え判断を体に覚えさせる

