店員さんの目が気になってリサーチできないあなたへ
「店舗せどりをやってみたいけど、店員さんの目が気になってスマホを出せない…」
「広い店内でどこを見ればいいか分からず、結局何も買わずに帰ってきた…」
店舗せどり初心者が最初につまずくのは、知識よりも“店内の歩き方”です。闇雲に全商品を調べようとすると、プロでも時間が足りません。
でも、見るべき棚と回るルートさえ決めておけば、週末のたった2時間でも「迷う時間」を減らして、現場で動けるようになります。
この記事では、時間のない30代会社員が副業として無理なく続けられるように、店舗せどりの始め方(準備・ルート設計・店内導線・マナー)を手順書としてまとめます(収益を保証するものではありません)。
結論:週末2時間で回れる店舗せどりは「ミニルート」と「店内ルール順守」で失敗しにくい
週末2時間で成果を出すコツは、店数を増やすことではなく、①家から近い範囲でミニルート(2〜3店)を作る ②見る棚を固定する ③回転と損益分岐点で判断する ④店舗ごとの独自ルールを守ることです。
特に最近は、店舗側の転売対策(購入制限)や、バーコード読み取り・相場検索の禁止など独自ルールがある場合もあります。これを知らずに入店すると、注意されて気まずくなり、そこで挫折する初心者が少なくありません。
この記事は「稼ぎ方の裏技」ではなく、トラブルを避けて淡々と回れる仕組みを作るためのガイドです。
なぜ「店舗せどり 始め方」でつまずく人が多いのか
店舗せどりは、現場で判断することが多く、時間がない人ほど“迷い”で詰まります。よくあるつまずきは次の3つです。
- 店選びが曖昧:とりあえず近所に行く→成果が出ず疲れる
- 店内の探し方が曖昧:全棚を見て時間切れ→仕入れゼロ
- 仕入れ判断が曖昧:利益が出そうで買う→回転が遅い・値崩れで不安
さらに近年は、店舗ごとの転売対策(購入数制限、会員限定、同一商品の複数購入制限など)や、リサーチ行為への注意(バーコード読み取り禁止、撮影禁止、長時間の占有注意など)もあり、初心者の心理的ハードルが上がっています。
だからこそ、週末2時間の人は「テクニック」より先に、ルート設計+店内導線+マナー(ルール確認)を固めるのが近道です。
店舗せどりの全体像:レベル1〜3で「迷い」と「移動」を削る
店舗せどりのルート設計は、難しく考えず次の3段階(レベル)で作ると分かりやすいです。
レベル1:エリア決め(家から何分圏内で戦うか)
週末2時間なら、まずは片道15〜20分圏内の現実的な範囲に絞ります。移動・駐車・レジ待ちで時間が溶けるため、「遠いけど大型店」は最初は避けたほうが続きやすいです。
エリアを狭くすると、同じ店を繰り返し回れるため、当たり棚が見つかるのが早くなります。
レベル2:店選び(役割分担で2〜3店舗に絞る)
店には“役割”があります。最初は次のどちらかを1店舗ずつ入れるとルートが作りやすいです。
- 定番チェック店:毎回同じ棚を見て、回転商品を拾う
- セール・処分強い店:ワゴンや値引き棚で差額が出やすい
初心者は2店舗集中からで十分です。慣れてから3店舗に増やしましょう。
レベル3:店内ルート(見る棚を固定して時間を守る)
店舗せどりの勝敗は「店内で何をどの順番で見るか」で決まります。おすすめは、見る棚を最大3つに絞り、各棚に時間制限をかけることです。
全棚を見ようとすると、情報量に負けて疲れます。まずは“型”を作って、そこから増やすほうが結果が出ます。
準備:持ち物チェックリスト(“目立たない”が最強の時短)
店舗せどりは、現場でバタつくと時間ロスが大きいです。とくに「大量買いが目立つ」「スマホ操作が目立つ」ほど注意されやすくなることもあるので、目立たない準備が役に立ちます。
持ち物チェックリスト(必須級)
- スマホ(充電100%推奨)
- モバイルバッテリー(バーコード検索やブラウザ確認で電池が減りやすい)
- リサーチアプリ(バーコード検索系)
- Keepa等の推移確認手段(あとでまとめて確認でもOK)
- 中身が見えない大きめのエコバッグ(レジ袋有料化対策+大量買いを目立たせにくい)
- メモ(今日見る棚3つ、仕入れ基準、撤退ライン)
- 車ならメジャー(サイズ確認)/徒歩なら軽い袋
Keepaの補足:ランキング推移を見るには有料が必要な場合がある
Keepaは便利ですが、見たい情報(ランキング推移など)をしっかり使うには有料プランの導入が必要になる場合があります。料金や仕様は変更されることがあるため、導入前に公式の案内を確認してください。
「登録したのに見られない…」で詰まる初心者が多いので、ここは先に把握しておくと安心です。
【重要】店舗の独自ルールと転売対策(購入制限)を必ず確認する
店舗せどりで最も避けたいのは、店員さんとのトラブルです。最近は店舗ごとに、次のような独自ルールがある場合があります。
- バーコード読み取り(ビーム系)禁止
- スマホでの長時間検索・撮影の禁止(または注意)
- 転売目的の購入お断りの掲示
- 同一商品の購入制限(個数制限、会員限定、期間制限など)
これらを無視すると、注意を受けたり、最悪の場合は出入りしづらくなります。初心者ほど心理的ダメージが大きいので、入店時に張り紙・店内放送・レジ周りの案内を必ず確認し、ルールに合わせて動きましょう。
もし「店内での検索自体がNG」な雰囲気の店舗なら、無理に粘らず、その店は“見るだけ(価格チェックだけ)の日”にする、もしくはルートから外す判断が安全です。
リサーチアプリの使い方:現場は軽く、最終判断は落ち着いて
店舗ではスピードが必要ですが、焦って買うと在庫になります。おすすめは、次の流れです。
ステップ1:現場は「候補出し」だけ(上限を決める)
店内では、バーコード検索で候補を拾います。ただし、店舗ルール上NGの可能性があるため、まずはスマホ操作を最小限にし、長時間同じ棚を占領しないようにします。
初心者は「候補を集めすぎて、後で処理できない」ことが多いので、1店舗あたり候補10個までのように上限を決めると回れます。
ステップ2:推移確認(回転)→価格崩れの兆候をチェック
回転確認は、できれば推移データで裏取りします。店内でやりにくい店舗なら、車内・休憩スペース・帰宅後にまとめて確認でもOKです。
見るポイントは次の3つだけで十分です。
- 売れ行きのサインがある(止まっていない)
- 価格が急落していない(値崩れしにくい)
- 競合(出品者)が増え続けていない(相乗りで削られにくい)
ステップ3:損益分岐点(赤字ライン)を出して買う
週末2時間の人は、「いくら儲かるか」より「どこで撤退するか」が重要です。手数料・送料・想定の値下げを見込んで、赤字になる売価(損益分岐点)を把握してから仕入れます。
購入制限がある店舗では「買い増しで利益を作る」戦略が取りにくいので、なおさら1点ごとの判断精度が大切です。
週末2時間で回れるルート設計:テンプレ3パターン
まずはテンプレでOKです。あなたの住環境に合わせて微調整してください。
パターンA:2店舗集中(初心者向け・移動最小)
- 1店舗目:品揃えが多い(候補出し)
- 2店舗目:セール・処分棚が強い(差額狙い)
最初はこの型で「見る棚」「時間制限」「見送り判断」を固めるのがおすすめです。
パターンB:3店舗周回(定番+穴場+セール)
- 1店舗目:定番棚が作れる店
- 2店舗目:穴場になりやすい店
- 3店舗目:閉店前値下げ・タイムセールがある店
店間が近いエリアでのみ有効です。移動が増えた瞬間に2時間が溶けます。
パターンC:1店舗深掘り(分析日)
- 大型店を1店舗だけ回り、当たり棚と時間泥棒棚を特定する
仕入れゼロでもOKの日です。次回以降の2時間ルートが急に強くなります。
店内の回り方:見る順番を固定し、マナーで“警戒”を下げる
店内導線は、次のテンプレがシンプルで強いです。
店内導線テンプレ(時間制限つき)
- ①処分棚・ワゴン:10分だけ(吸い込まれ防止)
- ②定番棚(2つまで):各10〜15分
- ③季節・催事:10分(売り切り前提で数量は慎重に)
- ④レジ前:5分(小物の値引きがある店も)
コラム:入店時の挨拶は“現場ハック”として効く
テクニックではありませんが、入店時や会計時に軽く挨拶するだけで、店内の空気がやわらぐことがあります。
「探し物をしている一般客」の雰囲気に近づくので、スマホ操作が必要な場面でも落ち着いて動きやすくなります。もちろん無理は不要ですが、できる範囲でOKです。
セール・値札の見方:安さより「回転」と「値崩れ耐性」を優先する
セール札やワゴンは魅力的ですが、競合も集まりやすい場所です。値引き率が高いほど“みんなが買う”ので、相乗りで価格が崩れる可能性も上がります。
- 値引き率より先に、推移で回転を確認する(止まっている商品は避ける)
- 購入制限がある店は、数量で稼ぐ戦略が難しい→1点の判断精度を上げる
- 処分品は状態・欠品の可能性がある→検品して説明できるものだけにする
「安いから買う」ではなく、「回っていて、損益分岐点まで余白があるから買う」に寄せると、初心者の赤字不安が減ります。
具体例:土曜午前2時間で回す“現実的スケジュール”(2店舗集中)
前提:自宅から車で15分圏内。2店舗集中(パターンA)。
0:00〜0:10 出発前セット
- 今日の見る棚:ワゴン+定番棚2つ
- 候補上限:1店舗10個まで
- 店内ルール:張り紙と放送を最初に確認する
0:10〜0:55 1店舗目(候補出し中心)
- ワゴン10分(タイマー)
- 定番棚2つ(各10〜15分)
- 同じ棚に長居しない/通路を塞がない
0:55〜1:10 移動+推移確認(車内など落ち着ける場所で)
店内での検索がやりにくい店舗なら、この時間でまとめて確認します。動きが弱いもの、価格が崩れているものは見送ります。
1:10〜1:45 2店舗目(セール棚+最終仕入れ)
セール棚は衝動買いしやすいので、損益分岐点を出して余白が薄いものは見送り。購入制限がある場合は、無理に交渉せずルールに従います。
1:45〜2:00 帰宅・記録(次回のルートが育つ)
- 当たりが出た棚/時間泥棒棚
- 見送った理由(回転弱い、価格崩れ、ルール上やりにくい等)
- 次回の“見る棚3つ”の更新
この記録が、あなた専用の最短ルートを作ります。
経理で詰まらないTips:仕入れと私物は会計(レシート)を必ず分ける
副業初心者が後で困りやすいのが「レシートが混ざる」問題です。仕入れと私物が同じ会計になると、あとで見返したときに分からなくなります。
- 仕入れは仕入れ、私物は私物で会計を分ける
- レシートは撮影して、店名・日付が分かる状態で保存する
税務の判断が必要な場合は、公式情報の確認や税理士等の専門家への相談をおすすめします(この記事は税務助言ではなく一般的な注意喚起です)。
よくある失敗5選と回避策(現場トラブルも含めて)
店舗せどりの失敗は「ルート」「棚」「判断」「マナー」に集約されます。
失敗1:店数を増やしすぎて移動で終わる
回避策:2店舗集中から。店数より“見る棚固定”を優先。
失敗2:店内ルールを知らずに注意され、心が折れる
回避策:入店時に張り紙・放送・レジ周りの案内を確認。禁止事項がある店では無理に検索せず、車内や帰宅後に確認する。
失敗3:ワゴンに吸い込まれて時間切れ
回避策:ワゴンは10分などタイマーで制限。次に定番棚へ必ず移動。
失敗4:購入制限で想定数量を買えず、計画が崩れる
回避策:最初から「少量テスト前提」で組む。数量前提の計画を立てず、1点ごとの判断精度を上げる。
失敗5:損益分岐点が分からず、値下げで赤字が怖くなる
回避策:赤字ライン(損益分岐点)を出して撤退ルールを作る。余白が薄い商品は見送り。
向いている人/向いていない人:週末2時間店舗せどりの適性
店舗せどりは短時間でも可能ですが、相性があります。
向いている人
- ルールを決めて繰り返せる人(棚・時間・見送り)
- 店舗の独自ルールを守って気持ちよく回れる人
- 小さく試して改善できる人
- レシート管理など地味な作業も割り切れる人
向いていない人(工夫で改善可能)
- 衝動買いしやすい人(損益分岐点が出るまで買わない)
- 一気に店数を増やしたくなる人(2店舗固定でデータ取り)
- 店員さんの視線が怖い人(ルール確認+短時間操作+挨拶で軽くする)
不安があるなら、まずは「1店舗深掘り(分析日)」から始めるのもありです。
まとめ:マナーの注意点チェックリストと次にやること
週末2時間の店舗せどりは、ミニルートと見る棚固定、そして店舗ルール順守で失敗しにくくなります。最後に、安心して入店できるチェックリストを置いておきます。
マナー・注意点チェックリスト(保存版)
- 入店時に張り紙・放送で「転売対策」「検索禁止」などのルールを確認した
- バーコード読み取り禁止の店では無理にアプリを使わない
- 同じ棚を長時間占領しない/通路を塞がない
- 商品を雑に扱わない(戻す場所も元通り)
- 購入制限がある場合はルールに従う(無理に突破しない)
- 仕入れと私物は会計(レシート)を分けた
- 中身が見えない大きめのエコバッグを用意した
次にやること(3ステップ)
- ステップ1:自宅から15〜20分圏内で2店舗を選び「2店舗集中ルート」を作る
- ステップ2:各店舗で“見る棚3つ”と“時間制限”を決め、まずは1回回って記録する
- ステップ3:候補は推移確認→損益分岐点→相乗り/リスクの順で判断し、当たり棚を育てる