結論:この記事で分かること
せどりの梱包材は、最初から完璧に揃える必要はありません。結論としては、100均で「基本セット(汎用)」を作り、発送方法(特にポスト投函系)の厚み制限に合わせて“薄く守る梱包”を優先すると、ムダ買いと発送不可トラブルを同時に減らせます。
この記事では、100均で揃う必須アイテム、厚みオーバーを防ぐコツ(厚さ測定のやり方)、商品別の梱包テンプレ、よくある失敗と回避策、今日からできる3ステップまで、初心者がそのまま実行できる形でまとめます。なお配送ルールは変更されることがあるため、実際の上限サイズ・厚みは利用する配送サービスの最新の公式情報を必ず確認してください。
なぜ今「せどり 梱包材」で迷う人が多いのか
初心者が梱包で迷う理由は、梱包材が多いからではなく、「梱包=安全にするほど良い」と思い込みやすいからです。特に最近は、クリックポスト・ネコポス・ゆうパケット系などのポスト投函系配送が広く使われる一方で、厚み制限(目安として“3cm前後”の枠が多い)や投函可否がシビアになりやすく、少しの過剰梱包で「ポストに入らない」「受付で止まる」「返送される」などのトラブルが起きます。
つまり初心者の不安は、「壊れないか」だけでなく「発送できるか」もセットで考える必要があります。ここで大切なのは、梱包材を闇雲に増やすのではなく、発送方法ごとに“守り方”を変えることです。ポスト投函系は「薄く・角を守る」、宅配便は「箱内で動かさない」。この切り替えができると、買うべき梱包材も自然に絞れます。
せどり 梱包材の全体像:選び方の基準
梱包材選びは、基準を4つに分けると迷いが激減します。初心者ほど「全部に対応したい」と思いがちですが、まずは自分がよく扱う商品×よく使う発送方法に最適化するのが最短です。
基準1:壊れやすさ(衝撃に弱いか)
精密機器・ガラス・可動部があるものは、プチプチで巻くよりも「動かない固定」が重要です。巻く量を増やすほど安全に見えますが、箱内で動けば角打ちが起きやすく、結局リスクが残ります。壊れやすい商品は、「防水→保護→固定」の順番で、最後の固定(すき間埋め)まで含めて設計しましょう。
基準2:濡れ・汚れ(防水が必要か)
本や紙製品、箱モノは湿気・雨濡れで状態が落ちやすいです。ここは費用対効果が高く、OPP袋(または清潔な袋)を最内層に入れるだけでトラブルを減らしやすくなります。防水は「外装が濡れない」ではなく、「濡れても中に影響を出さない」発想が大切です。
基準3:発送方法(特に厚み制限)
ポスト投函系配送は、厚み上限が設定されていることが多く、プチプチを2重に巻くと簡単にオーバーします。本やゲームソフトは特に“ギリギリ”が多いので注意が必要です。ポスト投函系は「薄型緩衝材(発泡シート等)」「角だけ補強」「箱で角を守る」など、薄く守るテクニックが向いています。
基準4:作業スピード(継続できるか)
副業せどりは、梱包が詰まると出品や発送が止まります。ここで効くのが、テープカッターやラベルなどの作業道具です。安さだけで選ぶと「テープが切れない」「どこまで貼ったか分からない」が起きやすく、ストレスで継続が難しくなります。最初に“ストレス源”を潰しておくと、発送数が増えても崩れません。
100均で揃う必須アイテム(失敗を防ぐ“基本セット”)
まずは、どの商品にも応用しやすい基本セットを作ります。100均(110円だけでなく複数価格帯がある場合もあります)で揃いやすいものを中心に、用途と選び方を整理しました。ポスト投函系の厚み対策として、厚さ測定を必須に入れています。
| カテゴリ | アイテム | 用途 | 選び方のコツ |
|---|---|---|---|
| 計測 | 発送用 厚さ測定定規(厚みゲージ) | 厚みオーバー防止 | ポスト投函の枠が付いたタイプが便利。店頭になければ定規+厚みの目安でも可 |
| 保護 | プチプチ(気泡緩衝材) | 衝撃対策 | ロール型が万能。薄型配送は“巻きすぎ注意”で1重〜角補強中心 |
| 保護 | 薄型緩衝材(発泡シート等) | 薄く守る | 厚みが厳しい配送の味方。角・面の擦れ対策に向く |
| 防水 | OPP袋 | 雨濡れ・擦れ防止 | サイズは2〜3種に絞る(増やしすぎない) |
| 固定 | 梱包用クラフト紙/更紙(わら半紙) | すき間埋め・固定 | ラッピング用の紙パッキンは装飾寄りで量が少ないことも。丸めて“動かない”を作る |
| 封かん | OPPテープ/梱包テープ | 袋・箱の封 | 袋やプチプチ固定はOPP、段ボールは梱包テープが安心 |
| 作業 | テープカッター | 時短・貼りやすさ | できれば重りのある卓上タイプ、または刃がしっかりしたタイプ。切れにくい刃はストレス源 |
| 表示 | 宛名ラベル | 読みやすさ・清潔感 | 手書きでもラベルにすると見栄えが安定 |
| 作業 | 油性ペン(太・細)/ハサミ/カッター/メジャー | 注意書き・加工・採寸 | “手が止まる原因”をまとめて潰す。特にメジャーは箱サイズ確認に必須 |
段ボールは100均で買う?再利用する?
段ボールは100均でも手に入りますが、発送が増えると消費が早く、サイズ違いで買うほどムダが増えます。おすすめは、最初は小さめ箱を数枚だけ試し、その後は「よく出るサイズ」に寄せていく方法です。
- 最初:100均の小箱を2〜3枚+家にある再利用箱
- 慣れてきたら:よく使うサイズだけまとめ買い(作業がテンプレ化して速くなる)
再利用箱は便利ですが、汚れ・臭い・強度不足があると印象や安全性に影響します。清潔感と強度を優先しましょう。
発送方法別:梱包の考え方(厚み3cm前後の壁に負けない)
初心者が一番困るのが、「丁寧に梱包したのに発送できない」問題です。ポスト投函系の多くは厚み上限があり(目安として3cm前後の枠が多い)、プチプチの巻きすぎで簡単に超えます。ここでは、発送方法別に“守り方”を分けて、トラブルを減らします。
ポスト投函系:薄く守る(測ってから封をする)
- 厚さ測定定規で最終厚みを確認してから、テープで確定させる
- プチプチは1重が基本。厳しいときは薄型緩衝材に切り替える
- 守るべきは全面よりも角(角だけ補強、薄型箱で角潰れを防ぐ)
- 無理に薄型配送に寄せず、危ないと感じたら宅配便へ切り替える
コツは「先に厚みを作ってから測る」のではなく、測りながら作ることです。最後に測ると、厚みオーバーでやり直しになりがちです。
宅配便:箱内で動かさない(2重巻きは“厚みに余裕があるとき”)
- 袋で防水 → プチプチで保護 → 箱に入れてすき間をクラフト紙等で固定
- プチプチ2重巻きは、宅配便など厚みに余裕がある場合に限定して使う
- 合格基準は「軽く振っても動かない」
宅配便は厚み制限の心配が減る分、固定の作り込みで破損を防ぎやすいです。逆に言うと、薄型配送と同じ感覚で“軽く包んで箱に入れるだけ”にすると、箱内で動いて事故が起きます。
初心者が迷わない:商品別の梱包テンプレ(この“型”で回す)
梱包を毎回考えると疲れます。そこで、よく扱う商品はテンプレ(型)を決めて回しましょう。特に本やゲームソフトは「厚みの壁」に当たりやすいので、薄く守る型を用意しておくと事故が減ります。
本・マンガ:OPP袋+角補強+薄型箱(または丈夫な封筒)
- OPP袋で防水(必須)
- 薄型配送なら、プチプチは1重か、薄型緩衝材へ
- 角が怖いときは、角だけ補強(薄い補強材+テープ)
- 可能なら薄型箱で角潰れを防ぐ(厚みは必ず測る)
本は「濡れ」と「角潰れ」がトラブルになりやすいです。厚みが厳しいときほど、“全面のふわふわ”より“角を守る”が効きます。
ゲームソフト・小物:防水+薄い保護+厚み測定で確定
- OPP袋で防水・擦れ防止
- 薄型配送はプチプチ1重まで。難しければ薄型緩衝材+角補強
- 封をする前に厚みを測って、OKなら封かん
ゲームソフトは“あと数ミリ”でアウトになりやすい代表です。測定定規があるだけで、やり直し回数が大幅に減ります。
小型家電・精密系:宅配便前提で固定(薄型配送に寄せない)
- 袋で防水
- プチプチは厚みに余裕がある配送なら2重も検討
- 箱に入れ、クラフト紙/更紙を丸めて周囲を埋める(動かないまで)
精密系は、薄型配送に無理に寄せるほどリスクが上がります。発送方法を変えた方が、結果的に時間も評価も守りやすいです。
具体例:100均で揃える買い物リスト(ムダ買いしない順番)
「何をどれくらい買えばいいか分からない」人向けに、初心者の典型パターンで具体化します。
想定:副業で平日30分、休日にまとめて発送。本とゲームソフトが中心
この人が失敗しやすいのは、プチプチを厚く巻いて発送不可、またはサイズ違いの袋・箱を買いすぎて在庫が増えることです。そこで、次の順番で揃えます。
まず買う(優先順位つき)
- 厚さ測定定規(最優先:発送不可を防ぐ)
- OPP袋 2種(小さめ+A4相当。まずはこの2種で回す)
- 薄型緩衝材(薄型配送用の“保険”)
- プチプチ ロール(宅配便や厚みに余裕があるとき用。巻きすぎ注意)
- OPPテープ(袋の封、緩衝材の固定に)
- テープカッター(できれば卓上型。切れにくいと作業が止まる)
- 宛名ラベル、油性ペン(太・細)、カッター、メジャー
箱・封筒は「売れた実績」を見て2サイズだけ追加
最初は家にある再利用箱や手持ちの封筒で回し、1〜2週間で実際に使ったサイズをメモします。そのうえで「よく使う箱1〜2サイズ」「薄型箱1サイズ」のように、少数精鋭で固定化すると、ムダ買いが止まり、梱包も速くなります。
よくある失敗5選と回避策(発送不可・破損・クレームを減らす)
初心者がつまずくポイントは、ほぼパターン化しています。先に地雷を知っておくと、梱包が怖くなくなります。
失敗1:プチプチを2重に巻いて厚みオーバー(ポスト投函で止まる)
丁寧にしたつもりが、厚み上限を超えて受付不可や返送になるケースです。本・ゲームソフトで特に起きやすいです。
- 回避策:ポスト投函系はプチプチ1重まで。厳しいときは薄型緩衝材+角補強
- 回避策:封かん前に厚さ測定定規でチェックし、OKになってから確定
- 回避策:無理に薄型配送に寄せず、宅配便へ切り替える判断も持つ
失敗2:箱の中で商品が動く(破損・擦れ)
プチプチで包んでも、箱内で動けば角打ちや擦れが起きやすくなります。
- 回避策:クラフト紙/更紙を丸めてすき間を埋め、「振って動かない」を合格基準にする
- 回避策:底・側面・上面の3方向から固定する意識を持つ
失敗3:防水不足で雨濡れ・湿気(本・箱モノの状態が落ちる)
外装が濡れたとき、中身に湿気が回って状態が落ちることがあります。
- 回避策:OPP袋を最内層にする(なければ清潔な袋で代用)
- 回避策:袋口はテープでしっかり閉じ、隙間を作らない
失敗4:テープが切れない/剥がれる(作業が止まる・配送中に不安)
安いテープカッターだと切れ味が悪く、テープが伸びたり絡んだりして梱包が嫌になります。また段ボールに不向きなテープだと剥がれやすいこともあります。
- 回避策:箱は梱包テープ、袋はOPPテープと用途で分ける
- 回避策:テープカッターは“切れ味優先”。可能なら重りのある卓上タイプを選ぶ
失敗5:資材を買いすぎてスペース圧迫(梱包が面倒になって続かない)
不安からサイズ違いを買い足すと、使わない資材が増えて部屋も心も圧迫されます。
- 回避策:OPP袋は2〜3種まで。箱も2サイズまでから開始
- 回避策:1〜2週間の発送実績で「一番使うサイズ」だけ増やす
すぐできるチェックリスト(買う前・梱包前)
最後に、迷いとミスを減らすためのチェックリストです。特にポスト投函系を使う人は「厚みチェック」を習慣化すると事故が減ります。
買う前チェック:ムダ買い防止
- よく使う発送方法は「ポスト投函系」?「宅配便」?どちらが多い?
- 厚さ測定定規はある?(ないなら最優先で用意)
- OPP袋は2〜3サイズに絞れている?
- すき間埋め用にクラフト紙/更紙を確保できている?
- テープが切れずにイライラする未来が見えるなら、テープカッターを見直す
梱包前チェック:発送不可・破損を防ぐ
- 防水(OPP袋)→保護(薄型緩衝材 or プチプチ)→固定(すき間埋め)の順になっている?
- ポスト投函系なら、封かん前に厚みを測った?
- 箱配送なら、振って動かない?
- 角・端・突起は守れている?(全面より角)
向いている人/向いていない人
100均で基本セットを作る方法が向いている人
- 梱包に不安があり、まずは最低限で回したい
- 保管スペースが小さく、資材在庫を増やしたくない
- 扱う商品ジャンルがまだ固まっていない(汎用で試したい)
早めに“資材のサイズ固定”へ移行した方がいい人
- 同じジャンル・同じサイズを継続して扱う(本中心、同型の箱モノ中心など)
- 発送数が多く、梱包時間を最小化したい
- 資材置き場を確保できる
初心者はまず100均で回し、発送が増えたら「一番使うサイズだけ」まとめ買いへ移行すると、ムダが出にくく継続しやすいです。
まとめ
せどりの梱包材は、100均で十分スタートできます。ただし、最近のポスト投函系配送は厚み制限が厳しく、丁寧=厚く巻くは逆効果になりがちです。安全に回すコツは、「薄く守る(測る)」と「箱で固定する」を使い分けることです。
- まず揃える:厚さ測定定規/OPP袋/薄型緩衝材/プチプチ/テープ/テープカッター/クラフト紙or更紙/ラベル/ペン等
- ポスト投函系は、プチプチ2重を避け、1重・薄型材・角補強で厚み管理
- 宅配便は、巻くより固定。「振って動かない」が合格基準
- 段ボールや袋はサイズを増やしすぎず、実績から2サイズ程度に固定化
次にやること(3ステップ)
- 自分が使う発送方法を決める(ポスト投函系が多いなら厚み対策を最優先)
- 100均で基本セットを揃える(厚さ測定定規/OPP袋2種/薄型緩衝材/テープカッターなど)
- テスト梱包して測る・振る(ポスト投函は厚み確認、箱配送は動かない確認)
