WordPressのインストール直後は、記事を書く前に「土台の設定」を整えるのが最優先です。ここでミスると、URL変更でSEOやリンクが崩れたり、httpsが混在したり、スパムや不正ログインのリスクが上がります。
この記事は、初心者が最短で“推奨値”に揃えるための手順書。上から順に進めればOKです。
この記事で終わらせること(10〜20分)
- 後から変えると面倒な設定(SSL・パーマリンク)を先に確定する
- 検索に出す/出さないの設定ミスを防ぐ
- コメント荒らし・不正ログインの入口を塞ぐ
準備:作業前に必ず確認(事故防止)
- バックアップ:サーバーの自動バックアップがあるか確認(あればOK)
- すでに記事がある場合:パーマリンク変更は慎重に(後述)
- 管理者ログイン情報(ID/パスワード)を控える
ステップ1:一般設定(設定 → 一般)
管理画面の 「設定」→「一般」 を開いて、以下を揃えます。
推奨設定
- サイトのタイトル:ブログ名(後から変更OK)
- キャッチフレーズ:空欄でもOK(後で整える)
- WordPressアドレス(URL):
https://あなたのドメイン - サイトアドレス(URL):
https://あなたのドメイン - 管理者メールアドレス:普段使うもの(通知が届く)
- サイトの言語:日本語
- タイムゾーン:
Tokyo(またはUTC+9)
注意:URL欄(WordPressアドレス/サイトアドレス)は、http→https化でも触ります。ここを誤るとログインできなくなることがあるため、サーバー側でSSLが有効になってから変更してください。
ステップ2:SSL(https)を整える
SSLが有効なのに http のままだと、警告表示や「http/https混在(Mixed Content)」の原因になります。
やること(安全な順番)
- サーバー側でSSLを有効化(無料SSL/Let’s Encrypt等)
- 反映を待つ(目安:30分) ※環境によっては数分〜1時間ほどかかることがあります
- WordPressの「設定 → 一般」でURLを
https://に統一(ステップ1参照) - トップページを開き、ブラウザの鍵マーク(保護された通信)を確認
よくある詰まり
- 鍵が出ない:SSLが未反映、またはキャッシュが残っている
- 画像だけhttp:過去の画像URLがhttpのまま。キャッシュ削除や置換で修正
ステップ3:パーマリンクを /%postname%/ にする
記事URLのルールです。開設直後に決めておくのが基本。あとから変えると、古いURLが無効になりSEO/被リンク/シェアが崩れます。
設定手順
- 管理画面:「設定」→「パーマリンク」
- 投稿名(Post name)を選ぶ
- 保存
重要:日本語URL(文字化け)を避ける運用ルール
この設定にするなら、記事ごとに「スラッグ(URLの末尾)」を必ず英数字にします。
- NG例(日本語のまま):
https://example.com/副業-確定申告-やり方/ - 実際にシェアされると:
%E5%89%AF%E6%A5%AD...のように異常に長いURLになりがち - OK例(英数字スラッグ):
https://example.com/sidejob-tax-return/
やり方:投稿編集画面の「パーマリンク(URL)」欄で、公開前にスラッグを英単語またはローマ字に変更します(短く・意味が分かる形がベター)。
注意(すでに記事がある場合):途中でパーマリンクを変えると、古いURLが404になります。やるなら301リダイレクトなど移行設計が必要です。初心者は「開設直後」に済ませるのが安全です。
ステップ4:表示設定(設定 → 表示設定)
管理画面の 「設定」→「表示設定」 で、トップページ表示と検索エンジン関連を整えます。
ホームページの表示
- ブログ型(初心者向け):「最新の投稿」
- サイト型(固定トップ):「固定ページ」(トップ用ページ+投稿ページを指定)
検索エンジンでの表示(重要)
- 制作中で公開したくない:「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」にチェック
- 公開して集客したい:チェックを外す
注意:公開後にこのチェックを外し忘れるのは“初心者あるある”です。公開したのに検索に出ない場合、まずここを疑ってください。
ステップ5:ディスカッション(コメント)設定で荒れにくくする(設定 → ディスカッション)
初心者ブログはコメントスパムが来やすいので、最初から防御力を上げます。
推奨(迷ったらこの設定)
- 「新しい投稿へのコメントを許可」:不安ならOFFでもOK
- 「コメントを投稿するには名前とメールアドレスの入力を必須にする」:ON
- 「コメントの手動承認」:ON(最初は特におすすめ)
- 「他のブログからの通知(ピンバック・トラックバック)」:基本OFF推奨
ステップ6:投稿者名(表示名)を必ず変更する(セキュリティ)
WordPress初期状態だと、テーマによっては記事の投稿者名に「ログインID(ユーザー名)」が表示されることがあります。これは不正ログイン(総当たり)攻撃のヒントになるため、先に潰します。
設定手順
- 管理画面:「ユーザー」→「プロフィール」
- ニックネーム:ブログ用の名前に変更(例:taro、管理人など)
- ブログ上の表示名:ニックネームを選択
- 保存
補足:「ユーザー名そのもの」は変えられない/変えにくいことが多いので、まずは表示名を変えるのが現実的で効果が高い対策です。
ステップ7:インデックス周りの最低限チェック(公開前後)
- 表示設定で「インデックスしない」にしていないか(公開後はOFF)
- プラグインやテーマの設定で
noindexが入っていないか - Search Console導入後は、URL検査でインデックス状況を確認
ステップ8:最低限の「固定ページ」だけ作る(信頼性)
- プライバシーポリシー(テンプレでも可)
- お問い合わせ(フォーム)
- 運営者情報(簡単でOK)
アフィリエイトや広告をやるなら、特にプライバシーポリシーは早めに用意しておくのがおすすめです。
ステップ9:初期プラグインは入れすぎない
便利だからと入れすぎると、表示速度低下や競合トラブルが増えます。最初は「守り」中心で最小限に。
最低限の考え方
- バックアップ:サーバーの自動バックアップで足りないなら導入
- セキュリティ:ログイン保護(WAFや二段階認証など)
- SEO:タイトル/メタ/サイトマップを整えたい場合に導入
- キャッシュ:遅いと感じてからでもOK
最後に:初期設定チェックリスト(保存用)
| 一般設定 | URLがhttps、タイムゾーンTokyo、メールOK |
| SSL | サーバーSSL有効 → 反映待ち(目安30分)→ 鍵マーク確認 |
| パーマリンク | /%postname%/(投稿名)に設定済み |
| スラッグ運用 | 毎記事、URL末尾は英数字にする(日本語URLを避ける) |
| 表示設定 | 公開後は「インデックスしない」OFF |
| コメント | 承認制、ピンバック/トラックバックは基本OFF |
| 表示名 | ユーザー「プロフィール」で表示名をニックネームに変更 |
| 固定ページ | プライバシーポリシー/お問い合わせ/運営者情報 |
ここまで終われば、あとは記事作成に集中してOKです。最初の1本は「読者の悩みが明確なキーワード(ロングテール)」で書くと、伸びやすくなります。
